怒涛の5月が終わる。
その5月の最終日に楽しみにしていた第87回日本ダービーが発走された。




今年は無観客でのダービー。
異様な雰囲気の中勝ち馬はかなり落ち着いていた様に見えた。




皐月賞を見てるとコントレイルとサリオスの2強はブレないと思っていた。
そして、そんなに力差もないものだと思っていた。






しかし、レースが始まり、直線を向くとコントレイルがサリオスをあっさり引き離しての優勝。
コントレイルの強さにただただ興奮した。
もちろんサリオスも強い馬だということは証明してくれての2着。





強い馬が強い競馬をすることがやはり格好良さを感じる。
いろんなドラマがある中、コントレイルはお父さんのディープインパクトと一緒な3枠5番の赤帽をかぶって、馬場の真ん中を閃光の様に走り切った。
ここまで来たらお父さんが成し遂げた無敗の三冠馬に是非なっていただきたい。






こんな大変な時期に牝馬も牡馬も無敗の二冠馬が誕生するということはなによりもの希望。
本当に心の底から勇気をもらう。






ウイニングランの後にコントレイルの福永騎手が無観客のスタンドに向けてヘルメットを外して一礼した。
ここにすべての祈りの様なものを感じた。






コントレイル、そして、この馬に関わるすべての人へおめでとうと言いたいですし、ありがとうと言いたい。





コントレイルの馬名の意味は『飛行機雲』。
空に優雅にのびる飛行機雲のように、僕らに希望をこれからも与え続けて欲しい。