ハタチ族の西藤くんの一人芝居『10万年トランク』全国47都道府県ツアーの千秋楽、島根公演をチェリバホールに見に行きました。





西藤くんの演技は全国をドサ回って、演技のすべてを研ぎ澄まして帰って来てくれました。
それほどの怪演。
3話ほどやってくれましたが、もちろんどの話の主人公も個性的で、人間ってこんなに心を変えれるのかと思ってしまうくらい。
役者という仕事はいい意味で少し怖いと思ってしまった。





ただこの言葉も彼にはたぶん誉め言葉として捉えるのだろうなとも感じた。
それほど、今日の演技にキレと圧力があった。
もともとすごい人なのは知ってるが今日は特に鬼気迫るものがあった気がする。





今回の作品はいつも以上に西藤節がふんだんに表現されていた。
少しひねくれた独特な世界観をユーモアとシリアスで構成させて行く。
表面よりも奥行きを感じてもらえるようにちみつに作り上げたのも感じた。





西藤将人が作り出す演劇は一見POPであり、アングラであり、クラシカルでもある。
いわゆる音楽で言えば『ミクスチャー』とでも言ったら的を得てる気がする。





全国でもしっかりデカイ足跡を残して帰って来たみたい。
来年の西藤将人、ハタチ族には全国の演劇界が注目して来るはず。
365日も2020年からやるそう。
個人的には西藤くんには朝の連続テレビ小説か大河ドラマに出演して欲しい。





ただ彼は舞台という場所に死ぬまでこだわるのかも知れませんが。
それはそれでカッコいい。
西藤くん、2018年最後に刺激をくれてありがとう。