昭和22年に開業したJR横浜線の大口駅は、横浜駅からわずか2駅。
1日の平均乗車人数が17,000人ほどのローカル駅です。
西口の風景。 ※photo by CASIO EXILIM FC160S
駅舎の建物に食い込んだように残っている電話ボックスと、
傾いた姿勢で青々と伸びている木が印象的です。
床のタイルもこんな感じ。樹のまわりをうまく残していますね。
支えの支柱が樹に食い込んでいます。
いつまでも保存していって欲しいですね。
ところで、どうして「大口」という地名になったかですが、師岡熊野神社へお参りに行くひとがここで大口袴に着替えたという説もありますが、地形的に「大きく口を開けた谷戸が枝分かれする根元の位置」であることから「大口」と呼ばれるようになったというのがモットモらしいです。
ちなみに、大口駅はJRの旅客営業規則(旅規)第86条 に規定する「特定都区市内」です。
札幌市内、仙台市内、東京都区内、横浜市内、名古屋市内、京都市内、大阪市内、神戸市内、広島市内、北九州市内、福岡市内の11の都区市内があります。東京以外でも「都区市内」と呼ぶんですね。
横浜は上の範囲が都区市内です。
ついでに、東京の都区市内はこの範囲。
西荻窪・蒲田・金町・小岩まで都区市内です。山手線一周全線と中央線・総武線の代々木 - 神田・秋葉原間については、東京駅からの片道営業キロが100kmを超え200km以下にある駅に対して東京山手線内が適用されます。
大阪の都区市内はこの範囲。
新大阪が北よりに位置するので、杉本町や加美まで都区市内というのはお得感がありますね。
「都区市内」と聞いて「得しない」がスッと浮かんだ方はオヤジギャグラーの可能性がありますので
お気をつけて。(爆)
ではでは。(番頭!さま 風)