TwitterとFacebookの空気感の違いはどこから来るのでしょうか?

吟遊詩人ブログ



『facebookでブログなんて晒したってモテないし、お前の根性の悪さと頭の悪さの周知に繋がるだけだぞ』





たった二度の更新で通称『痛ブログ』などと散々、facebookでのブログ更新を指摘された訳ですが懲りずにバカをさらしてみようと思う次第でございます。

ぼく自身はfacebookにちなんだ文献やブログを読んだこともないですし、SNSサービスを捉えるための体系的なフレームワークも社会学の知見も一切ございません。

まだ初めて1か月経つか経たないかですが、facebookは面白いなぁと思っており勝手にそれこそ何の根拠も引用もない一ユーザーの限られた一面的な見方としてfacebookについて書いてみようと思います。


前置きから。


ぼく自身はfacebookを始める前はTwitterのみしていたのですがfacebookは『やろう、やろう』とは思えど面倒くさくてどうにもやる気が起きませんでした。

別にSNSで繋がりたいリア充なグループに所属している訳でもないですし、仲良しは大体Twitterで繋がっていたので今更やるメリットも正直感じていなかった訳です。

アカウントの開設方法も知りませんでした。


ぼくみたいな流行に敏感でない面倒くさがりな男がわざわざアカウント開設するに至ったのは完全に『危機感』からでした。

合コンに行っても交流会に行っても女の子から『facebookやってないの?』と、周りの男たちとfacebookで繋がっていくのを尻目に【男としての生存本能的な危機感】を感じたまでです。

結局、今時からfacebookを始めようなんて思う人は動機が【取り残される危機感】って人は少なくないでしょう。
といいますか、ほぼ危機感でしょうね。


ぼくがfacebookを捉えるときやはり、やりこんだTwitterを相対に考えます。
どうもfacebookとTwitterでは大きな空気の違いをビンビンに感じております。


ぼくの中ではTwiiterは独り言ツールであります。Twitterの呟きにも何種類かあり

①面白い記事のシェア
②どうしようもなく溢れ出す自分の哲学、価値観の啓蒙
③どこかしらへ向けての自慢、何かしらのアピールで顕示欲を満たす
④単なる独り言


ここらへんが主流かと思いますが、一般の人は④単なる独り言を呟く場という使い方がメインでしょう。ぼくにしても同様です。


Twitterはある種、そのテキスト投稿の手軽さから他人の【独り言(思考の断片)を覗き見るツール】であるとぼくは思っています。

「Twitterは情報収集のためにやっているんだ」という方もおりますが正直、情報収集に役立つ呟きをする人など極々限られております。

基本的には【独り言(思考の断片)】で構成されていますし、世の中には自分と似た、または違う色んな価値観や思考があるのだと【いろんな人いるなぁ~】という思考の多様性を楽しむ場としてTwitterを楽しんでいる人は自分含め、周りの人間にも多いです。そんなツールです。


それ故に、比較的何を呟いても許される許容される空気感があり、知人友人の内輪、知らない外部の人間などを意識をせずに肩書・性別・国籍関係なく

『誰が言ったか』ではなく『何を言ったか(思ったか)』の単純な指標のみで、同じTLという枠の中で有名人も無名も平等に評価される価値観が構成されていると感じております。


Twitterには色々な側面があり、このような場で語りきれるほど簡単なものじゃありませんが
Facebookと比較した際に決定的に違いを構成している大きな要素があると感じております。


其々のサービス、匿名か実名かということ以上に文化を隔てる大きな空気感を作っているのは【ユーザーの投稿に対する評価の指標が表面化しているか否か】だと思っています。


奥ゆかしい空気を読むのに長けた日本人にとってTwitterが何故あそこまで一投稿に対するハードルを下げ、空気を読まず気軽に投稿できる場として賑賑しい様を形成しているかというのはユーザー自身が匿名だから以上に

ユーザー自身に【一投稿に対する読者(フォロワー)のレスポンス(評価)が見えづらい、分かりづらい】からであるとぼくは感じています。

『投稿に対する評価が表面化しない』つまりは、ユーザーは自分がいいことを呟いたのか、それとも誰も興味のないことを呟いたのかが判断しづらいということを意味します。

評価の指標としては一応3種類あって
①『リプライを貰うか』②『RTされるか』③『フォロワーが増えるか減るか』です。

①も②もなかなかハードルは高くてファンのついてる有名人でもない限り、よっぽどツッコミどころがねければそー簡単にしょっちゅう貰えるものでもありません。

③もなかなか気づきづらいです。

調べようと思えば本人がレスポンスを解析することはできますが
そういうものが表面化してフォロワーに伝わることはありません。


つまり、ユーザーは自分の今の投稿ウケたかな?ウケなかったかな?など想像の範囲で反省したり自己満足に浸ったりできる訳です。そりゃそんなフィードバックもない環境は投稿者にとっては【優しいぬるま湯】ですし、気軽なツールです。

本当は読者(フォロワー)は投稿者のツイートにドン引いているかもしれません。

しかし、そんなこと露知れず投稿者は【空気を読む必要なく】投稿を続けます。

それが文化として定着し、サービスの雰囲気全体として寛容な空気を醸し出し、
まぁTwitterで呟いたことくらい・・・なんて軽さも形成しています。

そこで炎上なんて問題も噴出してくる訳ですが・・・


ですが以前の記事にも書きましたが、mixiボイスならびにFacebookではそうはいきません。


次回に続く・・・・・