春先になると、店頭に並び始める柑橘類。
様々な種類の柑橘類がありますが、見た目が特徴的なもの・・・と言えば、頭の部分がコブのように飛び出ている“デコポン”や“不知火(しらぬい)”が思い浮かびます。
見た目はそっくりな“デコポン”と“不知火”ですが、どのような違いがあるか、ご存知ですか?
実は、“デコポン”と“不知火”は同じ品種です。
(清見とポンカンを交配させて誕生したタンゴールの仲間です)
同じ品種なのですが、“デコポン”は“不知火”のなかでも、糖度が13度以上、クエン酸の酸度が1度以下などの全国統一で定められている「全国統一糖酸品質基準」を満たしているものです。柑橘類の中で唯一、全国で統一された基準を持っています。
また、日本園芸農業協同組合連合会(日園連)に所属している全国各地のJAを通して出荷されたものだけが“デコポン”を名乗ることが出来るそうです。
☆良いものの選び方☆
・皮が濃い橙色のもの
・ずっしりと重みのあるもの
・コブの大きさによる甘みの差はありません
一見すると、ゴワゴワとした厚い皮に包まれているように見えますが、意外と皮は薄く、手でむくこともできます。
中の、じょうのう(薄皮)もやわらかいので、そのまま食べることが出来ます。果汁も多く、みずみずしいこれからの季節におススメの柑橘類のひとつです♪