先日四国でどうしても立ち寄りたい施設があったが、時間の関係上断念した。それは一遍上人に共感した仏教詩人・坂村真民記念館であり、松山市に近い砥部町にある。
歩き遍路をしていると、何度も坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」の詩碑を見かけ、仏教の教えを分かりやすく癒しの言葉で表現している。
【見知らぬ人でもいい 雨にぬれていたら走って行って 傘に入れておやり
バスから降りるときは 疲れた車掌さんにありがとうと言っておやり
道ですれ違うおばあさんたちには こごえであの世でのしあわせを祈っておやり
ねがえりもできずねている人があったら そっと片隅で 愛のうたをうたっておやり
小さなことでいいのです あなたの胸のともしびを相手の人にうつしておやり】
この詩はすごく好きですね。