これまで「写経をしたい」という依頼は多かったが、法務が忙しくて『そのうち・・・』と延ばしていた。すると弟子の同級生から依頼があり、弟子の指導ならと許可した。
先ずは正座をして書くのか椅子席で書くのか検討したが、若い方だけに椅子席の方が集中できると考えた。
次にお経はどうする?写経では一番人気のある“般若心経”にした。人気の理由は「ありがたい」は当然だが、二百数十文字は長くもなく短くもなく写経には丁度いいのだ。
昔から「写経をすると功徳がある」と言われているが、集中する事によって日頃の不平不満を忘れ、リラックス効果を生む。それが功徳なのでしょう。
お香を焚き写経の心構えを説明をし、弟子なりに満足のいく写経となったようだ。