本院の正面は猿で有名な高崎山だが、天候によっていろいろな顔をみせてくれる。
葬儀社の従業員さんが「宗派によって髪の形が違いますね」と言われ、一瞬なんの事か理解できなかった。ようするに、いつもツルツルでキレイに剃りあげているのが禅宗系。
それに長髪なのが真宗系で、剃ってはいないが少し髪が伸びているか長髪で、それに髭があるのが日蓮系と言われる。全てがそうではないのだが、なんとなく風貌で宗派が分かるというから面白い。
正確に判断しようと思うなら、手に持っている数珠や袈裟でハッキリする。葬儀社さんは宗派別に呼び方も変えているが、中には住職ではないのに「住職さん」だったり、誰にでも「先生」という人もいる。
真宗系の僧侶に「お上人さん」とか、日蓮系の僧侶に「ご院家さん」と呼んで、厳しく叱りつけた僧侶がいたという。
どんな呼び方でもいいと思うのだが、無難なのは「お寺さん」でしょうね。