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お彼岸のお中日は、大分別院で法要。全ての行事が15時からなので、当日も法事を入れている。その合間に大分県立美術館で開催されている“毎日書道展”に立ち寄った。

皆さん力作であり、この作品に至るまで『何枚書いたのだろう』それに『この線の流れからすると、高価な筆なんだろうなぁ』と拝見した。

最近の傾向として、「書く」ではなく「描く」が多く見受けられ、まるで読むことができない。芸術作品といえばそうなのだが、書道を超えた作品だけに評価もいろいろ。

以前、絵画で有名な工藤和男先生(創元会会長  日展会員)の作品を拝見したが、漁師が力強く働いている作品に感動。なにがそこまで感動させるのかというと、美術館に居ながら潮の香りがするのだ。

私の勝手な想像だが、作品は両眼から脳に入り、時間をかけて心まで達した時に「香り」となるのだろうか。そこまでの作品は生涯、そう巡り会うものではない。

感動はエネルギーに変化する。皆さん、美術館に足を運びましょう。