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マンションのエレベーターまで、15歳の愛猫が私をお迎えにきた。歩き方や見た目もかなりご老体。法事が終わり、ソファに横たわる猫2匹を撮った。
 
この家族が四国の石鎚山にお参りしたときに、歩いているお遍路さんが死にそうな子猫を手に持ち困っていたという。捨てられた赤ちゃん猫であり、見るに見かねて2匹を受け取り家に連れて帰った。それから15年も経つ。
 
名前は四国遍路の縁から頂いた“クー(空)とカイ(海)”。なんとも恐れ多い名前を付けたもんだが、いっそのこと“イッシー(石)とヅッチー(鎚)”の方が良かったかもしれない。
 
このお遍路さんもそうだが、2匹の赤ちゃん猫を貰い育てたこの方たちは、本当の信仰心をお持ちだ。いやひょっとしてお大師さまに、ためされたのかもしれない。この功徳は計り知れない。