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今回の葬儀は「故人が佛所護念会を信仰していました」と言われるが、遺族の大半はキリスト教信者。故人の信仰を尊重し「仏教で送りたい」となった次第。
 

皆さんがクリスチャンとわかれば、私の法話はいつもとは違う内容となった。若い方までが聴く耳を持った方であり、精進落とし膳では質問攻めだった。坊主冥利に尽きるというものだ。
 

皆が感心してくれたのは話の内容よりも「普通お寺さんは、お経が終わったらさっさと帰る人が多いのにこの席に着いてくれたことが嬉しい」確かにそうだ。
 

故人にしてみれば「私のお経よりも残った人たちにお説教して下さい」だろう。中には「お坊さんがお話をするので驚いた」という意外な意見もあった。