坊主が吠える がくほう独り言


50号のド迫力な作品は来場者の目をひく。

でも「いいわぁ~、でもこんな大きな額を飾るとこがない」と皆さん口をそろえる。

私は決まって『天井に貼って下さい』と冗談をいう。

 そこに別府から当寺の信者さんたちが心配してガヤガヤと会場に入ってきた。



坊主が吠える がくほう独り言


その中に3年前の個展に来られ、それ以来ブログの読者となった博多のAさんがいた。

3年ぶりだが覚えの悪い私でも印象に残っている方だ。


 個展会場に入り作品の鑑賞中に泣き始め、初対面の私と会って大泣きをした。

過去世からの感情が一気に噴出したのだろう。

 その後には「今お寺で働いています」という方が来場。

信仰が好きで理想を持って寺に入ったが、余りにも理想と現実がかけ離れ悩む毎日だとか。

しばらくそこで悩み相談を受けた。



 多くの方は衣姿の私を見て「何宗ですか?」という問いかけから会話が始まる。