坊主が吠える がくほう独り言


当寺の紅梅は満開でいい香り。

その香りがエネルギーとなり今日も車で走りまわる。


別府お参りのあと由布院にある物件を見学。

バブル期に建てられた超贅沢な建築物だが、今は悲しく「売家」の看板が立つ。


ひなびた温泉地がいつの間にか観光地になり、昔を知っている私はなにか寂しい。

提示した金額では売れるはずもなく、半値に近い額まで値引きされることだろう。

 そこから大分市に移動。

待っていた相談者は「北海道まで葬儀に来てくれますか?」

『どちらですか?』

「旭川です」

『近いですよ』


安心したのか泣き崩れた。


最近体調が悪いといい、自分の葬儀を考え、さっそく遺言状を書くとのこと。

あなたの葬儀は大丈夫か?


私のときは会葬者が「いつくしみ深き」を合唱することになっている。