こんばんは。
今日は患者さんとその家族にアイパッチの必要性と、その方法を説明するお話です。
家族の協力が絶対必要ですので、しっかりお伝えします。
「片眼の視力が育っていない弱視の状態です。メガネを掛けて、それプラス、視力を育てるためにアイパッチをして下さい」
って診察室で眼科医から説明を受けたら
私達、視能訓練士が説明します。
メガネの必要性は前回お伝えしましたのでよかったら見てくださいね。
アイパッチをする時間は、年齢や獲得できている今の視力などを加味して診察で決まります。
長い時間、子供と過ごすであろうお母さんをメインにお話しする事が多いです。
先ずアイパッチがなぜ必要かを説明します。
貼る眼を確認します。良い方を隠して弱い方を育てますよ。
子供はしっかりピントを合わせ、モノを見る事で視力が発達します。
両目で生活すると、知らず知らずラクに見れる眼ばかりで生活しちゃいます。
ですので、良い方ばかり育ちます。
弱い方の眼の筋トレ、弱い方の眼だけで生活して良い方の眼の視力まで追いつきましょう。
でも隠しっぱなしはダメなんです。
視力が良い眼もまだ成長期なんです。
アイパッチで隠し過ぎると、成長を妨げてしまいますのでアイパッチの時間は守ってくださいね。
毎日コツコツが大切です。
夏休みの宿題みたいに、何日間分をまとめてするのはダメですよ。
今日、出来なかったから明日、今日の分を合わせて倍しようと思わず、1日で訓練は仕切り直してくださいね。
お母さんはやる気になってくださいましたよ。
お母さんの理解が得られて、その上やる気になってもらったらこの仕事の7割は終了ですよ。
でもアイパッチ、貼らせてくれるかなあd( ̄  ̄)
が、親はこれが最大の心配ですよね。
気を紛らわせてる事を一緒に考えましょう。
お読みいただき感謝します。