前に福田進一さんがマイフェイバリットと書きましたが

そのお弟子さんの大萩康司君も好きです。


彼の演奏を初めて聴いたのは、CDショップの視聴コーナーで。

”11月のある日”というギターでは有名な曲を聴いたのですが、

かなりぞくぞくきたのを覚えています。


それ以来、出たCDは全部持っているのですが、どれも良かった。

ラテン系の曲をよくレパートリーにされているのですが、

個人的にはフランスのにおいのする以下のCDがお気に入り。

大萩康司
ブルー

最初の”トッカータインブルー(ドメニコーニ)”からめちゃめちゃかっこいいのですが、

特に二曲目の”亡き王女のためのパバーヌ(ラヴェル)”のアレンジが良いです。

この曲は昔から大好きだったのですが、ギターでは絶対無理だろうな

と思っていたら、ローラン・ディアンスの編曲が出てきた。

楽譜を即買いしたのですが、こんなん難しすぎて弾けるかい!


大萩君の演奏は色彩感たっぷりで素敵です。

ロベール・ブーシェのギター(超名器です!)がぴったり合っている感じがします。


ローラン・ディアンスと言えば、このCDの最後に入っている

”タンゴ・アン・スカイ”が有名で、TVのCMでも村治佳織が演奏していました。

僕もギター教室の発表会で弾いたことがあったのですが、、、ぼろぼろでした。


大萩君のコンサートは3回行きましたが、いずれも集中力がめちゃめちゃ凄く圧倒されました。

また、女性客が多いのも印象的でした。

”暗い”と言われるクラシックギターですが彼ぐらいのルックスと腕があれば別なのでしょうか?

(ちょっとひがみ?)