ツーリング仲間の○岡君から、一本の電話が入る。
これからお邪魔していいですか?

スズキのT21で現れた。


スズキスーパースポーツT21
T20の発展形はピストンバルブ空冷ツイン。世界初の6速。30,5馬力の優れもの又日本車では珍しい左キック、1速、2速は勿論3速でもフロントが浮く当時ジャジャ馬的存在のバイク、キャブレターもミクニのレーシングキャブTMが付いていた。俺自身憧れのバイクの一台。
若い彼がツーリング仲間から点検、整備を頼まれたみたいで俺の所に状態の確認に来てくれた。
見た目の状態は凄く良いオリジナルを保っているかに見えたが所々変わっている。おかしなトランジスタ点火に成っていたり、リヤのスポロケは極端に小さい。プラグも?だ!
まずは点火系をオリジナルに戻すようアドバイス、スポロケも有れば交換したい、何を勘違いしているのか2サイクルではレースでもしない限りスポロケを小さくしても町乗りでは意味が無い、この当時のエンジンは有る程度回転数を上げてやらないとおいしい所が使い切れず帰って遅くなるしマフラーが焼けず糞詰まりに成る。小さなスポロケでは回転数が上がるのに時間がかかり悪影響をもたらす。世界初の6速が使いきれない。状態の良いバイクだけに早めに手を打ちたい。

彼○岡君、バイクに興味を持って未だ一年足らずだが勉強熱心、研究熱心である無いパーツは彼自身旋盤を引いて作ってしまう。彼の好奇心、行動力は若い頃の自分を見ているようだ。
彼や俺の息子達の様に古いバイクの楽しみに興味を持ってくれる若者が増えてくれると良いのに○岡君息子達はこれから益々旧車の泥沼にはまる事だろう。