こんばんは、メンタリストのDaiGoです。
今日のテーマは「集団を動かす」です。

さて、
あなたはもしかすると、
集団を動かすなんて、
自分には縁がないことだと思うかもしれません。

しかし、集団を動かす技術というのは、
なにも人の上に立つ、政治家や宗教家や経営者のためだけにあるものではありません。

むしろ、
あなたのように、様々な集団に所属し、
その集団の中で快適に生活したいと考えている人にこそ必要な物なのです。
集団を動かして、何か大きなことをなす必要はありません。

ただ、あなたの所属する集団を「ほんの少しだけ」動かすことができれば、
快適な人生を手に入れることができると思いませんか?

今日はその方法をご紹介します。






集団を動かすのは、
いつも個人的なストーリー


集団を動かすのは、
統計や常識ではありません。
個人的なストーリーです。

一般的な統計や社会常識は、
たしかに形式上、それに従う場合もありますが、
本当の意味での共感は得られません。

大切なのは、
共感を引き出す個人的なストーリーなのです。

例えば、心理学者が行った実験を紹介しましょう。

この実験では、貧しい人のための募金活動を行い、
一人あたりいくらの寄付をするのかを調査しました。

募金を募るにあたって、以下の2つのストーリーを話してから、
募金をお願いしました。

A 一人の少年のストーリー
「貧しい国で家族を支えるために働く10歳の少年クティくんの話」

B 統計情報
「ザンビアでは水不足が深刻で、何人もの子どもたちが犠牲になっているという話」

(個人名などは若干変えました)

すると、
クティ君の話をした場合には、1人5ドル寄付がありましたが、
統計情報について話した場合は、説得力は高かったにも関わらず1人2.5ドルしか寄付しなかったのです。

もちろん、統計情報は確かに説得力があります。
何の情報もない場合に比べれば、おそらく多くの寄付を集ているのでしょう。

しかし、「人を操る禁断の文章術」にも書いたように、
人は感情で行動します。
共感・理解しやすい、
たったひとりの少年のストーリーのほうが人を動かすことにつながったわけです。

また、かのヨシフ・スターリンもこのようなことを言っています。
「1人の死は悲劇だが、100万人の死は統計上の数字でしかない。」







ストーリーを使いこなすには、
文章を書いて練習するしかない。

とはいっても、いきなり日常的に、
ストーリーを語ることができるようになるわけではありません。

大切なのは、相手がどう感じるかを考えて、
自分の語るストーリーを見直すことです。

そのためには、最初は多少面倒でも、
文章に書き起こすことが効果的です。

会話ではなんとなく見過ごしてしまいがちな自分の癖や、
弱い部分など、新しい発見がたくさんあるでしょう。


是非試してみてください。


追伸1:

もっと具体的なストーリーの書き方や、
ビジネスやLINEでも使える例文が知りたいという方は、
著書「人を操る禁断の文章術」ぜひを読んでみてください。

最近は、本の感想を読むのが日課になっています。
本を読んでいただいたあなたの感想もお待ちしています!

→さっそくamazonレビューに本の感想を書いてみる。






追伸2:
著書「人を操る禁断の文章術」を
多くの書店さんが扱ってくださっていて嬉しいです。

本が好きな書店員さんに評価してもらえるのは、
本当に作家冥利につきます。

その感謝を込めて、つい先日、
都内の書店さんに挨拶回りをしてきました。

その際に、各店舗で何冊か、
著書にサインをさせていただきました。

著書「人を操る禁断の文章術」のサイン本が買えるのは、
以下の6つの書店さんです。

神保町・三省堂
秋葉原・有隣堂
東京・八重洲ブックセンター
新宿・紀伊國屋書店本店
西新宿・ブックファースト 
渋谷・啓文堂 


サイン本には数に限りがありますので、
売り切れの際はご容赦ください。

そして、サイン本があるかどうかの問い合わせには、書店は応じられません。
忙しい書店員さんに申し訳ないので、ご協力いただけると嬉しいです。

問い合わせが殺到してしまうと、
今後もうサイン本が置けなくなってしまうので、ご協力お願いします~






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