こんばんは、メンタリストDaiGoです。

最終回を見ても、日曜劇場「半沢直樹」の




黒幕は、敵すら取り込む中野渡だった。





と思います。

迂回融資だけでなく、頭取の座まで狙い、
懲戒解雇になってもおかしくない大和田を、
中野渡は単なる「降格」だけで許します。



中野渡の器の大きさがわかるシーンでしたね。



敵を叩き、切り捨てることは誰にでもできることです。
ところが、叩きのめされた敵は、その恨みを心に溜め込み、
いつの日か報復にやってくるでしょう。


一方、その敵を仲間として取り込んだらどうでしょうか?
その敵の脅威が大きいものであればあるほど、取り込んだ時の利は大きくなります。
だから中野渡は、大和田を切り捨てることをしなかったのです。


あなたに仇なす人物や集団を見つけた場合には、
どうやって排除しようか、を考えるのではなく、
どうすれば取り込めるか、を考えると良いでしょう。





メンタリストは、集団を掌握をする際には、
必ずその集団の中で「最も疑い深い人」に対しアプローチし、真っ先にその人を信用させます。






するとどうなるでしょう?

多くの人は「あれだけ疑り深い人が信用したのだから、安心だ。」と考え、集団は一気にメンタリストの見方になってしまうのです。大衆煽動の基本ですね。





歴史がこれを証明しています。







例えば、ローマ帝国や清の長きに渡る繁栄は、
属領の文化を認め、取り込んでいったことが安定した統治につながったと言われています。


もしあなたが、部下やなにかしらのコミュニティの主導権を握りたいのであれば、
邪魔者を排除することよりも、取り込むことを考えてみましょう。









明日は、
「まさかの半沢出向!?続編に向けて仕掛けられた罠”ツァイガルニック効果”とは?」
についてお話したいと思います。




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