昨日は経営者の方々相手の講演をしてきました、メンタリストDaiGoです。
講演後の懇親会で、ある方に聞かれました。
「社員を率いる立場として、しっかりと発言しているつもりなのだが、
なかなか社員の心に響かない。発言の説得力を上げる方法について教えてほしい。」
なるほど、経営者の方はもちろんのこと、ビジネスマンや親御さんなど、
説得力を持ちたい、という方は年々増えているようですね。
「部下や子供が言うことを聞いてくれない、どうすれば説得力を手にいられるのか。」
こういったお話は、講演や研修に行くと、必ずと言ってよいほどよく聞くようになりました。
メンタリズムはもともとは哲学用語で「目に見えないもの・形にならないもの」という意味です、
古来は霊の存在や超自然的な存在など、そこにないものを「感じさせる」ために、利用されてきました。
そこにないものを「ある」と認めさせる、説得する技術を、メンタリストは研究し続けてきました。
そう、
メンタリズムは「説得の科学」としての側面もあるのです。
講演や研修、セミナーなどではさまざまな方法をご紹介していますが、
今日はあなたがすぐに実行できるもの、
「今から5分で絶大な説得力を手に入れる方法」
をご紹介しましょう。
5分で読めて、3秒で実行できる簡単な方法です。
▼一瞬、間を置いて返答する
みなさんは質問の返答や、誰かに返事をするときに即答してしまっていませんか。
実は、返答するときには「少しだけ間」を置いた方が説得力が上がると言われています。
一瞬間を置くことで
・ちゃんと考えてから発言しているように見える。
・発言に余裕が生まれる。
・落ち着いて頼りがいがあるように見える。
・周囲の注目を得やすくなる。
など、様々な効果が得られます。
間を空けすぎてしまうと、話を聞いていないように見えてしまうので、
まずは身内や同僚などを相手に試してみて、最適な間の長さを知るとよいでしょう。
▼最初はやや早口で話し、重要な部分だけゆっくり話す
従来は、ゆっくり話したほうが説得力が高くなるというのが、心理学における定説でしたが、
今はそうでないことがわかっています。
最初は早口で饒舌に語った方が、説得力が上がることがわかったのです。
相手との信頼関係が十分できていないうちは、
何とかついてこれるギリギリの早口でしゃべり、相手に批判する隙を与えないようにします。
ただし、何を言っているかわからないほど早かったり、もごもごしゃべる、落ち着きがなく見えるほどの早口は逆効果になるので注意。
十分に会話がはずみ、ある程度信頼関係ができてから、
ゆっくりとしたスピードで話し、相手に「伝えたいメッセージ」を強く印象付けるのです。
説得力を持たせたいなら、
最初は早く、あとからゆっくりしゃべるようにすればよいということです。
ただし、しゃべりすぎは禁物です。
他人はあなたが思っているほどあなたの話を聞きたいと思っていません。
ヒトは誰しも、自分の話を聞いてもらうことに喜びを感じるようにできています。
あなたが早口でしゃべった後には、質問や話題を相手にふり、
相手にもしゃべらせるようにしましょう。
▼情報の出所(ソース)を覚えておく
ヒトは「情報の内容」は簡単に覚えることができますが、
「情報の出所(ソース)」は覚えにくいといわれています。
例えば・・・
Aさんからある話を聞いて、
数週間後に、Aさんから聞いた話を、Aさんにまた話してしまい、
「それこの前話したじゃん。」
と言われた経験はありませんか?
あるいは
「この話、前にどっかで見たんだけど・・・何の本だったかなぁ?」
という、どこで見たのか思い出せない経験は誰にでもあるでしょう。
ヒトは意識しなければ、情報の出所を忘れてしまうのです。
裏を返せば、情報の出所を覚えていれば
・普通の人が知らないことを知っている
・もっとたくさんの知識を持っているのではないか
・勉強熱心で信頼できる
という印象を相手に与えることができるのです。
先ほどお話しした「早口でしゃべると説得力が高くなる」と言う話も、
情報の出所、つまり出典を示すだけでかなり信憑性が上がります。
============================================================
早口でしゃべると説得力が上がることが、心理学的に証明されています。
例えば、
心理学者パックウッドのカウンセラーを対象にした調査では、
説得力の高い「良い」カウンセラーは、性格や治療方針に関係なく、
「早口であること」が共通点だった。
心理学者ミラーのショッピングモールでのラジオ放送実験では、
早口でしゃべる放送と、ゆっくりしゃべる放送では、
早口の放送の方が、よりクライアントの心を動かしたという。
============================================================
ほら、説得力あるでしょう?笑
もちろん、学術的な出典は必ずしも必要と言うわけではありませんが、
例えばビジネスでも、
「御社の鈴木専務から、先月お聞きした話で~」
「木村部長と、先週の金曜に飲みに行ったとき聞いたんだけどさ~」
「その案件でしたら、今週の週刊ダイヤモンドの32pにあったアベノミクス関係の記事が参考になりますよ、例えば~」
など、ビジネスでも使いようはいろいろあります。
自分にとって有益な情報は必ず出所(ソース)とともにメモしておく習慣をつけましょう。
きっとみんながあなたの知識を頼りにするようになるはずです。
さらなる説得力を身に付けたい方は、こちらからメールを受け取ってください。
![$メンタリスト DaiGo Official blog「メンタリズム・ラボ」Powered by Ameba](https://stat.ameba.jp/user_images/20130212/17/daigo-mentalism/89/66/j/t02200138_0400025012416565550.jpg?caw=800)
講演後の懇親会で、ある方に聞かれました。
「社員を率いる立場として、しっかりと発言しているつもりなのだが、
なかなか社員の心に響かない。発言の説得力を上げる方法について教えてほしい。」
なるほど、経営者の方はもちろんのこと、ビジネスマンや親御さんなど、
説得力を持ちたい、という方は年々増えているようですね。
「部下や子供が言うことを聞いてくれない、どうすれば説得力を手にいられるのか。」
こういったお話は、講演や研修に行くと、必ずと言ってよいほどよく聞くようになりました。
メンタリズムはもともとは哲学用語で「目に見えないもの・形にならないもの」という意味です、
古来は霊の存在や超自然的な存在など、そこにないものを「感じさせる」ために、利用されてきました。
そこにないものを「ある」と認めさせる、説得する技術を、メンタリストは研究し続けてきました。
そう、
メンタリズムは「説得の科学」としての側面もあるのです。
講演や研修、セミナーなどではさまざまな方法をご紹介していますが、
今日はあなたがすぐに実行できるもの、
「今から5分で絶大な説得力を手に入れる方法」
をご紹介しましょう。
5分で読めて、3秒で実行できる簡単な方法です。
▼一瞬、間を置いて返答する
みなさんは質問の返答や、誰かに返事をするときに即答してしまっていませんか。
実は、返答するときには「少しだけ間」を置いた方が説得力が上がると言われています。
一瞬間を置くことで
・ちゃんと考えてから発言しているように見える。
・発言に余裕が生まれる。
・落ち着いて頼りがいがあるように見える。
・周囲の注目を得やすくなる。
など、様々な効果が得られます。
間を空けすぎてしまうと、話を聞いていないように見えてしまうので、
まずは身内や同僚などを相手に試してみて、最適な間の長さを知るとよいでしょう。
▼最初はやや早口で話し、重要な部分だけゆっくり話す
従来は、ゆっくり話したほうが説得力が高くなるというのが、心理学における定説でしたが、
今はそうでないことがわかっています。
最初は早口で饒舌に語った方が、説得力が上がることがわかったのです。
相手との信頼関係が十分できていないうちは、
何とかついてこれるギリギリの早口でしゃべり、相手に批判する隙を与えないようにします。
ただし、何を言っているかわからないほど早かったり、もごもごしゃべる、落ち着きがなく見えるほどの早口は逆効果になるので注意。
十分に会話がはずみ、ある程度信頼関係ができてから、
ゆっくりとしたスピードで話し、相手に「伝えたいメッセージ」を強く印象付けるのです。
説得力を持たせたいなら、
最初は早く、あとからゆっくりしゃべるようにすればよいということです。
ただし、しゃべりすぎは禁物です。
他人はあなたが思っているほどあなたの話を聞きたいと思っていません。
ヒトは誰しも、自分の話を聞いてもらうことに喜びを感じるようにできています。
あなたが早口でしゃべった後には、質問や話題を相手にふり、
相手にもしゃべらせるようにしましょう。
▼情報の出所(ソース)を覚えておく
ヒトは「情報の内容」は簡単に覚えることができますが、
「情報の出所(ソース)」は覚えにくいといわれています。
例えば・・・
Aさんからある話を聞いて、
数週間後に、Aさんから聞いた話を、Aさんにまた話してしまい、
「それこの前話したじゃん。」
と言われた経験はありませんか?
あるいは
「この話、前にどっかで見たんだけど・・・何の本だったかなぁ?」
という、どこで見たのか思い出せない経験は誰にでもあるでしょう。
ヒトは意識しなければ、情報の出所を忘れてしまうのです。
裏を返せば、情報の出所を覚えていれば
・普通の人が知らないことを知っている
・もっとたくさんの知識を持っているのではないか
・勉強熱心で信頼できる
という印象を相手に与えることができるのです。
先ほどお話しした「早口でしゃべると説得力が高くなる」と言う話も、
情報の出所、つまり出典を示すだけでかなり信憑性が上がります。
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早口でしゃべると説得力が上がることが、心理学的に証明されています。
例えば、
心理学者パックウッドのカウンセラーを対象にした調査では、
説得力の高い「良い」カウンセラーは、性格や治療方針に関係なく、
「早口であること」が共通点だった。
心理学者ミラーのショッピングモールでのラジオ放送実験では、
早口でしゃべる放送と、ゆっくりしゃべる放送では、
早口の放送の方が、よりクライアントの心を動かしたという。
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ほら、説得力あるでしょう?笑
もちろん、学術的な出典は必ずしも必要と言うわけではありませんが、
例えばビジネスでも、
「御社の鈴木専務から、先月お聞きした話で~」
「木村部長と、先週の金曜に飲みに行ったとき聞いたんだけどさ~」
「その案件でしたら、今週の週刊ダイヤモンドの32pにあったアベノミクス関係の記事が参考になりますよ、例えば~」
など、ビジネスでも使いようはいろいろあります。
自分にとって有益な情報は必ず出所(ソース)とともにメモしておく習慣をつけましょう。
きっとみんながあなたの知識を頼りにするようになるはずです。
さらなる説得力を身に付けたい方は、こちらからメールを受け取ってください。
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