ニュースで竜巻による大きな事故の現場中継を見た。

すさまじい力でねじ切れた標識やきれいにひっくり返されたトラックなど信じられない光景にただ驚くしかなかった。


『ツイスター』はアメリカ大陸を気象情報に従って竜巻の発生を予測し、追いかける研究者たちの映画だった。竜巻の描写が凄く驚いたが、日本に住む私にとってピンとこなかった。今回の事故を見る限り気象条件によっては身近に起こりうる災難でもっとも危険なものだと認識させられた。

ヤン・デ・ボン監督、製作スピルバーグでなかなか物語の中心に人間の話を置いた展開で、竜巻の破壊シーンを売り物にした映画ではないところに好感が持てる。

小さなセンサーが竜巻に飲み込まれ、リアルタイムで竜巻の中からデータを送ってくるシーンは機械屋の私にとってもたまらなく感動させられるシーン。ミニドラって感じのセンサーがかわいい。




71

アニメの傑作とあえて言う。

観始めると筋を追いながら、どこまでが映画の撮影か、どこまで本当の話か分からなくなってくる。

しばしそんな当惑を楽しみつつ主人公藤原千代子の人生について考える。

絵が素晴らしい。動きがいい。カットにキレがある。

千代子が月面で見た幻に幸あれと願う。

永遠の片思い映画だと一言で言うには、あまりにいいシーンが多すぎ。

どこか懐かしく、日本アニメの懐の深さを感じさせる。




70

酒の会に出た。今回は日本酒の長期貯蔵酒がテーマだった。

日本酒を何年も貯蔵すると、琥珀色に変わり味もどっしりしてくる。

中華や洋食にも合う。お店の人も付きだしに牡蠣のマリネ、チーズ、ビーフシチューを出してくれた。

紹興酒に近くなると言った方がわかりやすいだろうか。33年ものなどあって『33年前は何してたっけ?・・・・』

などと感慨深かった。


その中で『関白 八年古酒』は呑んだ瞬間びっくり。

古いというよりフルーティ・・・時間が磨いたというべきか

これは中々・・・・久々ヤラれた感がありました。



69


大友克洋原作のアニメオムニバス。

一家に一枚持っていただきたい日本アニメの傑作と思う。

彼女の想いで・・・宇宙の中で出会う悪夢。2001年宇宙の旅の影響も感じられるが、漆黒の宇宙の中で出会うものの怖さが良く描かれている。原作はともかく森本晃司監督の手腕が光るすばらしい作品。

最近のCG多用のアニメではなく、セルアニメでは日本が一番だなぁとつくづく思う。

ハリウッドでリメイクも可能なのではないか?ホラーとしてね。

最臭兵器・・・・田舎の診療所からの導入部最高。爆笑モノだが、一つ間違うと現実になりそうなブラックな笑いも。

大砲の街・・・・大友監督のセンスに脱帽。なんで戦っているのか意味すらはっきりしない戦いが日常となったかえって退屈な日々。



68

脚本がいい。

自分が何者か分からず、生存本能のみでピンチを打開していく語り口には、知らず知らず主人公に感情移入してしまう。

マットデイモンは、ぱっと見強そうには見えないがなかなかキレのある格闘技を連発してくれる。

次々送り込まれる刺客たちの最後が哀れ・・・


システィマティックに主人公を追うチームも個人レベルの高い主人公に負けるなんて・・・

刺客も、もう少し人数増やして一気に攻めればこの映画は成り立たないが、階段から太った死体とともにダイビング・・のシーンでは笑ってしまった。・・・んな、アホな・・・・


最後のシーンは甘いあまぁーいデザートってとこでしょうか。

このシーンあるのとないのとでは映画の印象がガラッと変わるだろう。

次回作を考えなければ、無かったほうがかっこよかったかも。



67

これはトム・クルーズの映画ではなく、ジェイミー・フォックスの主演映画。

しがないタクシードライバーの災難の一日のお話。

ナッティ・プロフェッサーに出ていたジェイダ・ビンケット=スミスが相変わらず知的で綺麗。

ホームシアターではトムの拳銃の音が大きすぎ。

一緒に観ていた愛犬がビビってました・・・


最後にひとつ大きな疑問が。


なぜクールで腕の立つトム・クルーズ演ずる殺し屋が自分で車を運転しないでタクシー使うんだ?????

免許持ってないのか?

地理に詳しくないといっても、カーナビ全盛のご時世では説得力ないぞ。

それがいやならチーム組めよ。





リュック・ベッソン監督の趣味。それはスピードと美女。

ミラジョヴォヴィッチの美貌にメロメロの監督が想像できるな。

いかにもフランス映画らしくスゲーアクションにCGで世界はいったいどうなるんだーっと叫ばせといて

『愛のちから』・・・かよ。

ま、国民性といえばそうですが。


ゲイリーオールドマンが好き。曲者っぽいけど、お間抜けシーンもあったりで・・


ジャンポール・ゴルチエの衣装デザインに大満足。

それにしてもブルース・ウィリスも影薄いなぁ。





66

途中までホラーかなぁと観ていたが、



なんじゃこりゃぁーーーーーっ!!

ジョディフォスターよ、脚本読んで映画選べよと言いたい。

後出しじゃんけんのような後味の悪さというか・・・


でもジョディフォスターのファンには、彼女の出ずっぱりなので大満足なんだろうなぁ・・


心の病で、娘の存在を固く信ずる母の役かと途中までなかなかひっぱられましたが。

私としては心の中で『で。次どうする』と問いかけながらけっこう楽しかったんですが。


後半残念な映画であった。


ま、意志の強そうなジョディフォスターの顔観れただけでもよかったか。


『コンタクト』良かったんだけどね。

ちょっと期待しすぎたかな。


65


ご存じ『ゴッドファーザー』の3部作の2作目。

アルパチーノ演ずるマイケル・コルレオーネのゴッドファーザーとしての成長と苦悩を描く。

キューバ革命前夜の手に汗握る駆け引きや、偉大な父ビトー・コルレオーネの若い時代を挿入する手法は何回観ても感激する。

ロバート・デニーロがいい。画面が美しい。最近のCG慣れした目には何もかもが美しくて感動する。

最初の殺人を犯し、煙突に拳銃を分解して投げ入れ、家族の元に戻り子供を抱き、キリストの祭りの雑踏の中に佇む家族の姿には、アメリカという国の成り立ちまで思い起こさせるほどの説得力がある。

フランシス・フォード・コッポラの力量に観るたび圧倒される。



64


007は大好きなシリーズ。

子供の時から、随分影響を受けている。

兵器を開発している研究所で渡される秘密兵器の数々・・・

こりゃぁ科学大好きな子供はもうメロメロですわ。


さて、先日改めて第一作の『ドクター・ノオ』を観た。

すごい!!おもしろい!!テンポが良く、ショーン・コネリーがダンディで色気がある。

小学校の時、サンダーボール作戦から観始めたので、なんとなく『ドクター・ノー』は地味な印象があったけど、全く違う。

何十年を経て、得した気分。


全く話は飛ぶが、久しく日本からボンドガールが出ていないので、知花くららを強力に推薦する。