かみさんとは筋少というか好きな音楽の趣味が合わない。かみさんは叫んでまで歌を歌わなくてもいいじゃないという考えの持ち主だからである。確かに歌は楽しくにこやかに歌い、そして聴く方も穏やかに静かに聴いた方が身体にも心にも良い気がする。美輪明宏さんだったか細木数子さんだったかどちらかは覚えていないが、バケツに入れた水に対しクラシック音楽を大音量で流すと綺麗な波になるのに対し、訳の分からないロックをかけると水面が滅茶苦茶に歪むということをテレビで言っていた。人間は胎児の段階では9割が水、生まれたばかりで75%、成人でも60~65%は水であるのだから、もっとクラシックを聴きなさい!という内容だった。それを聞いて赤ちゃん、幼児に聴かすのは止めようと思ってしまった自分も情けないが、ロックが人を救うことだって多いにあるとも思うのである。そういう曲がたくさん筋少のアルバム曲にはあると思う。
 軽やかな前奏で始まり、じ~さんの恋物語を描いている曲も自分にとっては、その一つだ。曲名が分からず、筋少のホームページで探したのだが、たぶん、アルバム「キラキラと輝くもの」の M6「そして人生は続く」がそれに当たるはずだ。
 筋少が活動凍結して聴くのを敬遠している間に、自分自身が結婚して子供が生まれて引越しをして、と、生活環境が変化したために、筋少のCD群のほとんどが自分の実家に置き去り状態になっているのだ。かみさんとドライブする時は結婚する前から筋少系(アルージュ、Euphoria、X.Y.Z.→A、空手バカボン、まんが道、特撮など)は一切禁止だったし、子供が生まれてからは、ずっと、童謡、アンパンマン、いないいないばぁ~、ぐ~チョコランタン等であるため、あまり聴く機会もないのである。けれど、こうやって、ふと脳の中で曲が流れてくると、それはかなりの確率で筋少なのである。