▶仕事は自分自身で学び取ること | 大学職員brog

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44年間大学職員として過ごしたアーカイブ。
大学職員ってどんな仕事?
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「当局は我々の要求に対し、一向に回答する意思がない、回答日を明示すべし!」威勢の

 いい学生が、窓口に来た。「ハア?」「当局」って何?よくわからず。「どちら様?」と

 尋ねると「全学学生自治会書記長●●」。小柄で細い体形だが声だけは大きい。面倒なので

 先輩職員に「書記長が来てますよ。回答がどうのこうのと言ってます。どうしますか?」

 「対応しといて」え~っ!!

学生組織についても引継ぎがないため、どの位置にある組織かも不明。どう対応すればいい

 のか…。困った挙句「回答の意思はあるが、もう少し時間がかかる」と言ってしまった。

 言ってから、まずい!と思った。案の定「回答するということですね!後日連絡ください」

声の大きい書記長が、去った後、理事会(当局は理事会らしい)に出された要求書のコピー

 を見せてもらった。内容が、到底まともに回答ができるものではない。「学費の引き下げ」

 「学生大会開催時間の保証」「昼休み時間の延長」などなど何項目かはあったが、こんな

 ことを学生が要求するものなのか?

先輩職員は「毎年同じ要求だから。回答はいつも遅らせて、理事会は慎重に検討したこと

 にするんだ。そして、回答はお決まりの【今後の検討課題とする】。彼らも回答内容は分

 かっている。理事会に要求したこと自体が活動上の自己評価になる。」ひょっとして、学

 生自治会と理事会のお決まりごと?春の一大行事?承知の上でのパフォーマンス!

組織間には「流れ」が存在するとのこと。「逆流」せず順調に流れるように調整すること

 が、職員の重要な役割の一つとのこと。

 

お決まり事」はこの先も多々ありそうな気がしてきた。

もう一つの担当が、学生の個別相談対応とのこと。全員が担当する仕事だがケースによって

は、非常にやっかいなことがあるようで、ノウハウというのも存在せず、どうなったことか

次回のブログで…