大阪に住むただの大学生。
これといって人に自慢できることもなく特に書くことも書けるようなこともないが、
趣味で音楽をしている。
何をするにも中途半端だった僕が唯一没頭できるものだった。
音楽との出会いは中学1年の時。
兄が高校の軽音部に入り、ギターを片手にバンドメンバーを連れて家に帰ってきた。
兄の部屋から聞こえる楽しそうな笑い声。
メンバーと合わせて演奏している音を隣でゲームをしながら聞いていた。
元々一人が好きだったのか、引きこもりだったのか、スポーツができない体になってしまったからか...
自分の部屋にこもりがちだった自分には、楽しそうに演奏する兄たちが羨ましかった。
夏休みに入り、いつものように集まって何をするでもなくバンドメンバーと過ごす兄をみて、
お年玉にもらった1万円を握りしめリサイクルショップへ向かった。
そこにあったのは左から少し綺麗な白いベースと、とてつもなく重いボロボロのベース。
値段は35,000と10,000円。
選択の余地はなく、右に置いてあったガラクタのようなベースを購入した。
嬉しかった。
自分も高校生になればバンドが組める。
それまでスポーツに打ち込んでいた自分が目標を無くして引きこもっていた時に出会ったのが音楽だった。
そんな兄の影響から、音楽を始めることになる。