次の日の朝、さわやか~に段宇成復活です。
段:I hope I didn't do anything innappropriate yesterday.
酔った勢いでLuoNaに「不適切」なことなんてしてません。
こんなにLuoNaのこと好きなのに、抱き締めたり、押し倒したりしない段宇成。
Lu:
Other than clinging to my arm and begging for forgiveness, you passed out on my bed for a night.
Nothing else.
「私の腕にしがみついて謝ったり、一晩私のベッドで気絶してたこと以外は、何もなかったわ。」
段:
You could have kicked me off the bed.
I can sleep soudly on the floor too.
「ベッドから蹴りおとしてくれたらよかったのに。僕は床でもぐっすり眠れるんだ。」
Lu:
You're a big guy.
I won't be able to move you.
「Big guy」って言われて嬉しい段宇成です。
段宇成は、心を入れ替えて陸上に取り組みます。
理由も聞かされず投てきのトレーニングをさせられても、LuiShanにいやみ言われても、不満そうにしたり、反発したり、反抗したりしません。
そして、とにかく、LuoNaが自分に一生懸命なのが嬉しい。
2人で段宇成の投てきの動画を見てるとき、何気なしにボディータッチしてくるLuoNa。
LuoNaはコーチとして、段宇成の体を触ってるんだけど、段宇成はドキドキするよね。
近くで見てもうなじは恐ろしくきれいだし。
腕は触れるし。
LuoNaはまったく警戒してないんだけど、段宇成は男の目してます。
LuoNaが話があるというと、段宇成は例のごとく、LuoNaの腕を引っ張って二人きりになるために連れ去ります。
LuoNaが段宇成のためにずっと考えていたこと。
十種競技(decathlon)。
でも、この大学には十種競技専門のコーチがいない。
それで、LuoNaは恩師に頼んだけど、最初は断られたんです。
それでも諦めず頼み続けて、段宇成のトレーニング動画も送って、OKもらえたって。
Lu:
Decathlon will be challenging.
But you are a well-rounded athlete with good stamina.
I have met many athletes but none excels in as many areas as you do.
Besides, you love high jump with a passion.
Of course, if you don't want this, you can switch to 100-meter sprint.
LuoNa、段宇成をほめまくる。
段宇成、感動する。
段:
I just didn't expect to be able to do high jump again.
I didn't expect you to do this much for me either.
「また高跳びができるなんて思わなかった。
それに、あなたが僕にここまでしてくれるなんて思わなかった。」
Lu:
Sure.
I am your coach.
100mスプリンターとしても結果が出せそうな段宇成ですが、十種競技を勧めたのは、段宇成に高跳びをする機会を与えるためだったんです。