(1)いのちをつなぐ台所 | " いのちをつなぐ daidokoro 365 "

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アナフィラキシーショック(重度の卵・乳・大豆の食物アレルギー)を
おこす息子を通じてみつけた 質の良い食材や、日々の出来事、
育児を通して感じた事を綴っています。

何故、そんなにストイックに育児ができるの?
友人から、そんな事を聞かれた事があります


それは、なぜなら
後悔したくないから。。。
あの時、こうしとけばよかったな~なんて
後から思いたくない!


「そんな、大袈裟な~!」
そんな言葉が聞こえてきそうだけど
私においては、大袈裟でも何もないのです



私は、私が作る毎日の食事で
息子の命を明日につないでいるのだと
思っています


それは、食事による
毎日の息子の変化を見ればわかる事だから・・・


人間の体の働きを妨げる物を
(農薬や添加物や水道の塩素や
洗剤に含まれる界面活性剤なども含まれる)
一切、体に取り込まないと
人間の体は、素晴らしい力を発揮するんじゃあないかな


現代の社会生活の中では
人間の体の働きを妨げる物質を
一切取り込まない生活をする事は
非常に困難になっているという事実を
ほとんどの人が知らないのだと思う


便利さと、安価な物、少しお洒落に見せれば
中身など、あまり気にならない


目に見えない中に、人間の機能を狂わせる物が
潜んでいることを見ようとしていないように思う


そういう、私も
息子が病気になる前は、そうだった
中国産のものを買い
商品の原材料表示などを見ないで買っていた



だけど、そんな普通の生活が一変した



息子は、生後4か月で病気になった
しかも、重い病気だ
現代の誰もが恐れる病気になってしまった


(息子のプライバシーの問題もあるので
 病名を公にするのは、控えています)



まだ、首がすわって間もない息子は
5歳時点での生存の確率は30%と告げられた



ネットで色々と、病気の事を検索していたら
重い病気ではあるけれど
現代の医療では80%ぐらいの人が完治できる病気と
書かれていたので、ほっとして胸をなでおろしていたけれど



病院で先生には
「インターネットなどで、色々書かれているけれど
 息子さんはその少数派の方です。」
と、やさしい口調で告げられた



その時に、ガラガラと私の中の何かが音を立てて崩れていった
今まで、生きてきて積み重ねていったものが
崩れていく音だった



出産して、早く職場に復帰して
子どもを、できるだけ早く保育所に預けて働いて
私の頭の中では、働いて、稼いで、おしゃれして
自分の欲求を満たす事で、頭の中はいっぱいだった



それなのに普通の日常が、一瞬で消えていった
その時に初めて気づいた


私、幸せだったんだなって



当時は、何も考えられなくて
自分の無力さに、虚しさと、悲しさと
他の人達との不公平感が
こみ上げてくるばかりの毎日で


ただ、だまって、うつむく日々


いよいよ
今日から、治療で長期入院という日
家族3人で、家の花壇の前で写真を撮った


これが最後の写真になるかもしれない・・・
その時、そう思いながら
車に乗り込んだ」