以前トンガ出身のお友だちがおりまして、
日本在住中、大変親しくしておりました。
日本人にはないような感性や感覚に
イライラしたり、困ったりしたことも
ありながら刺激的な日々ではありました。
その感性や感覚がその友だち独特の
ものではなく、ポリネシア人的な性質
であることを知って、こんな本を読んでみました。
フィジーもトンガと同じポリネシア圏の国。
足りないものは人からもらえる。
日本のように何かで返すという
感覚はなくて、お互いに無いものは
持ってる人にもらう。
そうそう、そんな感覚でした。
トンガ人のお友だちは
「困ったときは神様が助けてくれる。
日本に来て生活に困った時だって、
神様が大道を与えてくれただろ?」
おいおい、こっちは結構大変だったんだから。
そして、
適 当
うち来ると言っても何時にくるか
わからない。来ると言ってたのに
他所に行ってしまってる場合だってある。
突然来るときもある。
この気まぐれもポリネシア流。
でも彼も大変だとか、困ったという
表情を見せたことは全くありませんでした。
いつも上機嫌でニコニコ楽しそう。
だから、みんなに愛されていました。
経済的に豊かでなくても、人生は豊かで
とても幸せそうでした。
この本にも書いてますが、フィジー人の
性質を日本人が取り入れても、経済は
低迷するし、生活もなりたたないでしょう。
そして日本人には世界に誇る気遣いの
精神もあります。
私もそうでしたが、世界にはこんな
感覚があるのか、こんな考え方が
あるのかと知って、お互いのいいところを
認めあって、取り入れるのが、
今の日本を生きる私たちの幸せへの道。
それは現代の若者を見る目でも
言えることだそうです。