先日高速バスの中での暇つぶしに
と思って買ったこの本がおもしろすぎる!
タイトルからわかるように
ジョン万次郎
のお話、ぐいぐい読み進んでしまいます。
私は基本的に小説は読みません。
だけど、ノンフィクションものや
史実に基づいて書かれたものは読む。
おまけに漂流、サバイバル物は大好きで
ジョン万次郎という人にも興味がある。
それでこの本を選んだんです。
ジョン万次郎についてどれほど詳細な
史実が残ってるのかはわからないけど、
この本も大部分は作者によるイメージでしょう。
それでも、かなり取材、資料集めをして
書かれたものなんだろうなということが
わかります。
逆にその調査したものを伝えるために
ストーリーが描かれているようにも
感じられます。
それでありながら映画を見てるように
映像が頭に浮かんでくる。
歴史作家というのは文学者でもありながら
歴史研究家、風俗研究家でもあるんですね。
そういえば、今私たちが知ってる
坂本竜馬の人間像や逸話は、ほとんど
司馬遼太郎の「龍馬がゆく」に
よるものなんだとか。
歴史小説って史実と思わせるほどの
リアリティーを持っているんですね。
歴史小説家ってすごい