大乗寺住職夫妻も出演させていただくコンサートのご案内です。
僧侶でシンガーソングライターのやなせななさんのデビュー２０周年コンサート特別編。
認知症の方を題材に歌われたやなせななさんの歌を元に制作された短編映画「蜜柑」
（予告編はコチラ）の上映を中心としたコンサートです。
「お寺でほっこりコンサート」
９月２８日（土）14:30開演 17:00終演予定
＠高松興正寺別院（高松市御坊町2-1）
前売り券 1000円（当日券1500円）
映画にお話、プロのバックバンドとの共演と大変もりだくさんなコンサート。
手前味噌ながら、胸いっぱい、タイトル通りほっこりしていただけること間違いないと思います。
大乗寺でも前売りチケット取り扱っております！是非ぜひお越しください
まだ真夏の暑さですが、9月に入りました。
今月の言葉はこちら
毎日毎日
他人の目や言葉に
振り回されてないかい？
情報が溢れている現代。テレビやネットが称賛すれば狂喜乱舞し、それはまだいいとしてもメディアが叩けば一緒になってたたく。店頭にものが無いと言えば買い占める。
メディアだけじゃなく、周りの人の視点や噂話にも振り回されていないでしょうか？
真実を正しくみること、冷静に判断すること、簡単ではないですが大切なことです。
お盆の締めくくりは雅楽団体・和鳴会で坂出市のお寺のお盆コンサートに出演させていただきました。
昨年9月に急逝されたこちらの住職も和鳴会のメンバーでもあったことから今回お声がけいただきました。
仏前に、亡くなられた住職の遺影と笙が置かれた前での奏楽、かつてのように一緒に演奏しているようでした。
将来このお寺を引き継がれるご子息も、お父様の遺した笙に少し興味を持っているようでした。楽器を引き継いで演奏する音の中に亡きお父様に出会うというのも素敵なことですね。
巨大地震注意情報が出たのを機に、「突然の地震で亡くなることもあるかもしれないと思ったら、日常の何気ない生活風景がすごくいい光景に見えてきた。
」という方がいらっしゃいました。
また別の方は自分の死期を意識し始めて、「庭の花や木も生きてる。
人と同じようにいのちを持っている。」と見えるようになったそうです。
お盆とは直接関係ありませんが、お盆にお参りする中で
いのち
に目を向けている方々に出会えました。お盆は亡くなった方を偲ぶとともに、それを通じて日々の生活をいただいてることを喜び、いつかは死が訪れることに目を向ける期間にしていただければと思います。
酷暑の夏となっていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか？
暑中お見舞い申し上げます。
8月の言葉はこちらです。
昨日にとらわれず
明日にとらわれず
今日にとらわれず
今に集中する
昨日あった嫌なことを反芻してずっと嫌な気持ちを引きずってませんか
明日億劫なことがあるからといって、今日も憂鬱な気持ちで過ごしていませんか
同じ様に今日あったこと、今からあることでマイナスな気持ちになっていませんか
嫌なことがあるのは仕方ありませんが、今目の前のやることに集中すれば、嫌な気持ちを抱える時間が最小限に抑えられるはず。平常心の秘訣です。
うっとおしい季節です。
しかしこの梅雨が明けたら今度は夏本番ですね。
今月の言葉はこちら、
指針を持たない
人生は
曲がっていても
そのまんま
盲目のトライアスロン選手がおしゃっていたのですが、目の見えない人が海で泳ぐと、筋力のバランスの関係で大きな円を描いて同じところに戻ってきてしまうそうです。
海やプールで泳いでいる時は、プールの底のラインや目標物を見ながら泳いでるから真っ直ぐ進めるんですね。
この人生も、指針がなければ間違った方向に進んでいることにも気づきません。また不確かな指針でも道に迷います。仏法という確かな指針が大切ということです。
15年前に友だちが飼えなくなって引きとった（というか押し付けられた）タイガーが昨日亡くなりました。
元々人相（猫相）が悪い上に、外面はいいものの家族には悪態つきまくり。病気と歳のせいで、さらに見てくれは悪くなるし、性格もめんどくなる。
そんな姿を見て、老齢になって性格が悪くなる、病気で哀れな姿になる、そして死体や荷物は自分では片づけられない。自分もそうなると思うと、つくづく嫌だなぁって感じました。
まだ出家前の王子様だったお釈迦様は老人、病人、死人を見て自分もそうなることにショックを受けたそうですが、自分もそうなると思うと嫌ですね。でもなるんです。人間より生涯の短い動物には毎度大きな気づきをいただきます。
今日令和6年6月11日は
観賢僧正1100回御遠忌
ということで先日の日曜日に元中学校体育館にて盛大な法要と記念イベントが開催されたそうです。
残念ながら私は参加できなかったのですが、パンフレットと永遠の瞑想に入った弘法大師の髪を剃った剃刀を収めたとされる剃刀塚がデザインされた瓦せんべいをいただきました。
観賢さんといってもご存知のない方も多いでしょうが、平安時代の僧侶で大乗寺の近隣の出身。朝廷にはたらきかけて空海に弘法大師
の諡号を授かることに尽力された方です。
大変聡明で学問にもはげみ、親孝行の伝説も残る観賢さんを地域の宝として顕彰しようというはたらきが盛り上がっております
観賢さんについては↓こちらで詳しく紹介されています。
6月になりました。もう近々梅雨にも入るでしょうね。
さて今月の言葉はこちら。
世の中は
あなたの都合を中心に
まわっているわけじゃない。
晴れて欲しい時に雨が上がってくれたり
、心配していたことが好転してくれたら確かにうれしい！
SNSなどを見ていたら「やっぱり神様っているんだ」とか「願っていれば奇跡は起こる！」という投稿をよく見かけます。
いやいや世の中はあなたの都合を中心にまわっているわけじゃありません。
世の中はあらゆることがつながってまわっています。その結果が、たまたまその時のあなたの思い通りになっただけ。
今年も睡蓮が咲きました。
仏教の経典には、こういう白い睡蓮をさすプンダーリカ（分陀利華）という言葉が出てきます。この上なく清らかなものの象徴。
浄土真宗で読まれる『正信偈』にも、阿弥陀様の本願を聞き信じて念仏を唱える人は、百蓮華のように清らかな人だという一節が出てきます。
