
マスターデュエルの3月期の禁止制限が発表されましたので、見ていきましょう。
主に【神碑】において、手札誘発を完全にシャットアウトする目的で採用されていた天岩戸。【スプライト】環境となり、採用率はさほど高くないものの依然として活躍しているため、無制限から一気に制限指定されました。
天岩戸が制限カードになったことで、穂先などのサーチが安定して通りにくくなったり、単純に不要な神碑カードの枚数を増やさざるを得ないなど、【純神碑】ではそれなりに構築の見直しが必要になりそうです。
とは言え、大打撃という程でもないので、新たに神碑を組むのは面倒というような層は、【神碑スプライト】などに方向転換するだけのような気がします。
先ほどの天岩戸とは違い、新たに純制限となったカードには直接「神碑」カード3枚が対象となりました。
神碑は泉とたぶらかしを除く魔法カード全てが初動になり得る上、穂先という万能サーチカードが存在するため、単純に初動の枚数を減らす目的での制限はほぼ意味を成しません。
したがって、この3枚の規制理由はそれぞれが持つ固有効果にあると思われます。固有効果で除外する枚数も比較的多いため、この3枚への制限が規制のしようがない神碑に対する苦肉の策だったのでしょう。
「破壊」は魔法・罠の除去。天敵である「魔封じの芳香」などにチェーンして割ることでロックを突破できます。テーマ内にメタに対する回答が存在するのは明確な強みだったので、それらへの対処をし辛くするための制限か。
「呪い」は効果モンスターの効果無効。こちらも妨害持ちモンスターの効果を簡単に吐かせる・無力化する事ができるため、制限がかかりました。
「まどろみ」はわかりませんw
まぁ、デュエルが停滞しすぎるからなんでしょうかね?
神碑は穂先が存在する限り、これらを好きにサーチできるのでさして痛い規制ではなさそうです。

【フュージョン・デステニー】制限→純制限
素引きでも強いという理由で制限になっていたのになぜか採用できる枚数が増えました。
【スプライト】に対して割りと強く出られるカードではあるので、環境の一極化を防ぐためか(このカードが制限緩和された所でスプライト一強環境は変わらないけどね)、アナコンダ禁止の布石かどちらかでしょう。
スプライト以降の環境も鑑みると、フュージョン・デステニーが環境に上がってくる事はまずないので、大きな影響はないでしょうが、これもよく分からない制限です。
D-HEROやHEROデッキを使ってる人はかなり嬉しいと思います。
制限解除のカードはとくに言うことはないので、ここまでに。
では、また