スキルエラッタに伴い構築ができなくなったデッキを取り扱っています。ご注意ください。

どうも、みししっぴです。
今回紹介するデッキは、環境でもよく見かける【仮面サブテラー】。
「サブテラーマリス」モンスターのリバース効果によって制圧していくデッキです。

注意:この記事は、『色』を使用しています。一部サイト・アプリからこの記事を閲覧した場合、『色』が反映されず、本来の意図が読み取りにくい場合があることをご了承ください。


【メインデッキ】
【EXデッキ】
なし

まずは、このデッキの要である、【仮面魔獣の下準備】から見ていきましょう。

【仮面魔獣の下準備】
このスキル、一見デス・ガーディウスのサポートスキルのように見えて、実は【エラッタ前のサイバー流奥義】のように扱う事ができます。
デメリットが非常に緩く、「スキルを使用したターンの通常召喚」を縛るだけ。要するに、このスキルを使用する前に必要な通常召喚を済ませておけば、ただ単にモンスターが1体増えるスキルとして運用出来るわけです。
この特性をフルに活用したのが今回の【仮面サブテラー】。では、スキルの強みがわかったところで、採用カードを紹介していきます。


【サブテラーの戦士】
このデッキの要であるモンスター。①:デッキから「サブテラー」モンスターを墓地に送り、このカードと他の自分のモンスターのレベルの合計が墓地に送ったカードのレベル以上になるようにリリースし、そのモンスターを裏側守備表示、もしくは表側守備表示で特殊召喚する効果と、②:「サブテラーマリス」モンスターがリバースした時、墓地のこのモンスターを特殊召喚できる効果を持ちます。この効果はダメージステップにも発動できる特異な物でもあります。

①の効果はお手軽な「サブテラー」モンスターの特殊召喚。一旦墓地に落としているので、厳密には蘇生にあたりますが、リクルートと同じ感覚で使用して大丈夫です。基本的に【仮面魔獣の下準備】で出現するモンスターを使う事になるため、特殊召喚できるレベルの範囲は、4~8以下となります。レベル5にはセット破壊の「アクエドリア」レベル8には墓地肥やしの「グライオース」、レベル7には除外による除去という対処しずらい効果を持つ「リグリアード」がおり、状況に応じて3種類から使い分ける事になります。どの状況でどのモンスターを出すとよいかは、下記に紹介する各モンスターの項目をご覧ください。
誘発即時のタイミングで発動出来るため、サクリファイスエスケープがしやすいことと、「ラヴァ・ゴーレム」の処理が容易なことも便利な効果とされる所以ですね。また、一応、このモンスターも「サブテラー」モンスターなので、同じ要領でリリースして同名カードを特殊召喚できます。

②の効果は、ダメージステップにも発動できる蘇生効果。この効果で特殊召喚したこのモンスターで追撃してもいいし、そのまま①に繋げてしまうのもいいでしょう。


【サブテラーマリス・アクエドリア】レベル5
①:自分フィールド上の表側表示モンスターが裏側表示になった時、自分フィールド上に表側表示モンスターが存在しない場合にこのカードを特殊召喚できる効果(以降「共通効果①」と表記)、②:1ターンに1度、このカードを裏側守備表示にする効果(以降「共通効果②」と表記)、③:リバースの固有効果で、フィールド上の「サブテラーマリス」モンスター1体につき1枚、フィールド上のセットカードを破壊する効果を持ちます。攻撃力が低い代わりに、レベル5と「エネミーコントローラー」からのモンスター奪取→「サブテラーの戦士」効果で「サブテラー」モンスターを展開するときに、レベルが合わせやすく、使いやすい印象です。

①は自身を展開する特殊召喚効果。表側表示モンスターが存在しなければよいため、このモンスターの共通効果②を使用する事で、手札の「サブテラーマリス」モンスターを連鎖的に展開できます。ただし、「時の任意効果」なので、タイミングを逃す可能性があることには注意が必要。

②の効果は単純にリバース効果を連続使用しやすくする効果。「サブテラーマリス」モンスターすべてが持つ共通効果①のトリガーにもなります。

③は「アクエドリア」固有のセット破壊効果。効果発動には「サブテラーマリス」モンスターを指定しており、1体は「サブテラーの戦士」が混じっている盤面も少なくないため、基本的に期待できる破壊枚数は2枚。また、このモンスター自体が「サブテラーマリス」モンスターなので、少なくとも1枚はセットカードを破壊できます。このカードを召喚する時は、相手がセットカードのみで探りを入れてきている場合でしょう。また、セットカードならばモンスターか魔法・罠かを問わない為に、【寄生ロックバーン】には滅法強いです。


【サブテラーマリス・リグリアード】レベル7
共通効果①、共通効果②の他、③にこのカード固有のリバース効果、相手フィールド上のモンスターを除外を持つモンスター。
着実にアドバンテージを稼いでいく固有効果を持ち、このデッキのキーカードとなっています。

このカードの適切な召喚タイミングは、やはりモンスターが存在する場合でしょう。モンスター1体を立てて制圧する【ネオスフュージョン】や【真紅眼融合】、モンスター効果による除去に弱く、除外による除去には身代わり効果を発動できず、打点で越える事が難しい「真六武衆-シエン」有する【六武衆】などは環境で遭遇することも少なくないため、このカードの効果が遺憾なく発揮できるでしょう。特に、多くの場合で【仮面サブテラー】そのものに対して有効札を持たない【六武衆】にとっては天敵極まりないモンスターです。


【サブテラーマリス・グライオース】レベル8
共通効果①、共通効果②の他、③に固有のデッキからカードを1枚墓地に送るリバース効果は を持つモンスター。

攻撃力・守備力が共に高いですが、環境に蔓延る高攻撃力モンスターは優に3000を越える数値を持つので特出したメリットではありません。

このモンスターは、固有効果が時と場合を選ばない汎用的な効果であることが採用理由で、デッキの「タスケルトン」を墓地に送ったり、「サブテラーの戦士」を墓地に送る事で、共通効果①の展開から、「サブテラーの戦士」の①の特殊召喚に繋げたりと、かなり器用に立ち回る事ができます。


【サブテラーの決戦】
「屑鉄のかかし」に似た再セット効果を持つ罠カードです。効果は以下の通り。
●自分フィールドの裏側表示の「サブテラー」モンスター1体を選んで表側攻撃表示または表側守備表示にする。
●フィールドの表側表示の「サブテラー」モンスター1体を選んで裏側守備表示にする。
●フィールドの表側表示の「サブテラー」モンスター1体を選び、そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、その元々の攻撃力と守備力を合計した数値になる。
●このターン、「サブテラー」カードの発動する効果は無効化されない。

どの効果も「サブテラー」、「サブテラーマリス」モンスターを強くサポートする効果です。
全ての効果がテキストそのままなので、特記することはないですが、強いて書くなら、このカードは攻撃力・守備力を変動させる効果を持つため、ダメージステップに発動できる、という事でしょう。


【番兵ゴーレム】
「サブテラーマリス」の共通効果①の展開に使う、サイクルリバースモンスター。
デュエルリンクスのサイクルリバースモンスターはひどく質が悪く、有用な効果を持つモンスターは数えるくらいしかいません。その中でも、バウンスという環境に刺さる除去を持つこのカードを採用しました。


【タスケルトン】
墓地から除外する事で、攻撃を無効にするモンスター。普通ならば、手札にくるデメリットが激しい為に、「クリボール」におお株を奪われがちですが、スキルによってデッキに戻せ、「グライオース」によってデッキから墓地か に落とせる為、採用しました。


【星遺物を巡る戦い】
「真六武衆-エニシ」を回避できるほか、「サブテラーマリス」モンスターを守りつつ、モンスターを弱体化できるため採用しました。


【結論】
スキルがヤバい