
つづきです。
床を貰った短剣でガリガリこするホープ

ホープが刃物を貰ってからときおりちらつかせるようになったんですが、危ないんでやめてほしいです。
ホープの異変にいち早く気付いたのはライトニング。

ライト「何を焦ってる」
ライト「いや、何にいらだってる?」
ホープ「ライトさんに言っても・・・」

ライト「私は おまえのバックアップだ」
元・軍人のライトさん。ついつい軍人的口調で放してしまうのでしょうか。
自分より目上の人物が方膝付いてまで、親身になってくれれば心を開かない人はいないでしょう。それが、自分を変えてくれた人ならなおさら。
このライトの一言でホープは自分の胸の内
とろ
を吐露します。

ホープ「あいつのせいで 母さんが死んだんです」
母を奪った、最愛の人を。そんなヤツ考えるだけで虫酸が走るだろうし、話したくもない。わかります。
でも、ホープ・・・・ 真実は違うんだ。
ホープ「あいつのせいなんです。 思い知らせてやりますよ・・・!今は無理だけど強くなってきっといつか・・・!」
恨みを力に変えることをするな、なんて綺麗事は言えませんし、今のホープにとってスノウが恨みの矛先であるから、ホープは人間として大きくなったんです。
でも、真実が違う。 間違った恨みでは道を切り開けないぞ。ホープ。
ホープ「あいつのせいで巻き込まれたんですよ! 母さんもセラさんも」

・・・・・許せるわけがない
この時のホープは、甘いとしか言いようがありません。
巻き込まれたとしても、その対象は「母さん」や「セラ」だけではありません。
厳しいようですが、ライトニングもサッズもヴァニラもスノウですらもこの一連の「ルシ事件」の被害者であるんですから、スノウを恨むのはお門違いですし、自分だけ特殊な状況におかれていると言う考えはいただけません。
とはいえ、ホープの言い分もわからないわけではありません。なんせ14歳ですから、母を奪われたら奪ったヤツに仕返ししてやろうって思う気持ちもわかります。
わかるんだけどさ・・・・。
つづく