できるか、一日2連チャン!

できました。


このお話を書くの疲れます。

考えながら書くからでしょうか。

小説家さんは本当にすごい。
プロだからねぇ。


実は当初の予定より遅々とした進み具合です。
話を膨らませすぎ。

実際に見た夢の映像をそのまま文章で描写していったら
おそらく一回で終わったのではないでしょうか。

自作自演自爆テロのようになってきましたが、
元来自己満足のためだ、がんばろう。

すべてのベクトルが自分に向いているような気がします。


それでも誰か読んでくれたら嬉しいな…

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K氏はこの時代にどういった関わり方をしているのだろう。
かなり積極的に関わっているのではないだろうか。
豊田がこれほどのオーバーテクノロジーを誇っているのは、
K氏のタイムトラベルによる歴史の僅かな歪みなどが、
直接的な理由ではないのではないか。
根拠はないが、私は直感的にそう感じた。

「いろいろ質問ばかりして悪いんだが、
 その10年前に会った男とはどういう会話をしたんだ?」
私は前を向いたまま質問する。
「あんたって結構口数多いんだな。
 無口そうに見えるんだけど」
男が私を一瞥する。
「ああ、よくそう誤解される」
私は自嘲気味に微笑んだ。
それが可笑しかったのか、男も微笑みながら答える。
「そいつと話したことはあまり覚えてないな。
 唯一覚えてることといったら、
 そのときの俺の車について、
 ああ、こんなものか、って言ったことかな。
 俺はそれに腹が立って、その翌年に豊田の新車に買い換えたからよく覚えてる」
私の真似なのか、自然になのか、男の微笑が自嘲気味になる。

「農家なのによくこんないい車が買えるな。
 いや、皮肉を言っているわけじゃない。
 戦争が長期化して、今はどんな職種も厳しいんじゃないか?」
私は外の景色を一時眺めてから質問した。
現在車が走っている道の周辺には、民家がまばらに建っている。
「そうみたいだな。
 まあうちはここらへんの農地のほとんどを持っているからな。
 親父は俺が10代の頃に逝ってしまったから、
 つまりこの辺りの土地は全部俺のものだ。
 それにここまでは戦禍も及んでないから作高も上々さ」
男は当然のことのように答える。
「豪農ってやつか」
「あんた古い表現するね」
男は楽しそうだが、私は少なからず複雑な心境になった。
60年も前の人間にそんなことを言われたくはない。

無言の時を少し置いて、運転手の男がしゃべり始めた。
「で、まあ、そいつに言われたことが悔しくて、
 俺はスポーティな車を買うようになったわけだ。
 山道も走らなければいけないから大排気量の重い車は買えないけどな。
 当時買った車もなかなかよかったぞ。
 この車と比べたらダメダメだけどな。
 豊田の技術力はこの10年でとんでもなく発達した。
 “めざましい進歩を遂げた”ってやつだな」
やはりK氏が関わっているのだろうか。
それとも豊田の発展はK氏の件とは関係ないのか。

「豊田の技術力はそんなにすごいのか?」
男は得意げな表情で答える。
「そりゃすごいなんてもんじゃないよ。
 何度も言うけど、あんた本当に何も知らないんだな。
 自動車産業だけじゃなく、もうありとあらゆる事業に手を出してるんだ。
 そのどれもが成功してる。
 最近じゃ、どうやら宇宙産業っていうのも始めたらしい」
宇宙産業だと、と私は心のなかで叫んでいた。
現代でも単独で宇宙産業に着手している企業はない。
驚愕の事実だ。
このまま時代が進めばどうなってしまうのだろう。

平静を装い、私は淡々と質問する。
「聞き慣れない言葉だな。
 宇宙産業というのは具体的にどういうことをやるんだ?」
「極秘事項らしいんだけどな、
 人工衛星とかいうのを打ち上げるんだと。
 “戦況がわが国にとって有利になる”って聞いたよ。
 たぶん政府からも金が出てるんだろうな」
なぜか極秘事項を知っている男も淡々と答える。

男の話したことが事実だとすると、
歴史の変化はもう修正不可能な段階に達していると言える。
歴史の修正は私の仕事ではないが。

はっきりしたことがある。
豊田の技術力のめざましい進歩の裏には、確実に私と同じ時代、
もしくはより科学技術が発達した時代から来た第三者の介入がある。
そしてその者(またはその者たち)は宇宙開発分野の方が
専門なのではないだろうか。
自動車産業の発達は、宇宙開発分野の躍進の副産物に過ぎないのではないか。

ともあれ、この車を見るとわかるように、技術のバランスが悪すぎる。
急激な技術力の進歩についていけていない側面がある。
この点から考えられることは、その第三者は少数であるということだ。
少数であれば、残りの必要な人手はこの時代で探さなければならない。
おそらく、第三者をサポートする役を負っている、
この時代の技術者たちが足を引っ張っているのだろう。

事実との整合性を判断できない時点では、
どういった結論に至っても単なる推測である。
第三者の介入の目的もまったく見えてこない。

車はひたすら走り続ける。
民家の数も増えてきた。
「どうかしたかい、急に黙りこくって。
 あんたってちょっと掴みどころがないよな。
 って、なんだあれ」
男がフロントガラスの上から三分の一ぐらいのところを指差す。
私はすぐに反応し、フロントガラス越しに仰角30度程で空を見上げる。

かなりの距離があるため、その大きさは推し量れないが、
そこには黒い物体が静止しているように浮いていた。


to be continued…