60年生きてきて、いろんなお寿司屋さんへ行った。
勿論、子供のころは贅沢な食事で、回転ずしもない時代。
父親が酔って、お土産に持って帰る折り詰めか、
お客さんが来た時にとる出前の残り、
昭和30年代はまだまだ日本が戦後の復興に頑張っていた時代でしたよ、
で、今一番好きなのは、ここ、
新宿思い出横丁唯一のすし屋、「寿司辰」
基本、大事な人しか連れて行かない。
お店の雰囲気から… 接客から… 客層(そりゃどんな店でもちょっと~というのはいますが、新宿ですから)
勿論、タネ、仕事、申し分ありません、
高くて、それなりの店は沢山ありますが、気取っていて、どうも呑み助にはいけません。
体が馴染むか馴染まないかも大事ですよね、
さて、かなり長い前置き、ツレと近くで待ち合わせ、サッポロ黒ラベルで乾杯!
いつもここではおまかせを握ってもらいます。
今日は金目から、
今日は珍しく、まだ席があいてゆったり呑めます。
カンパチに玉子、
ぬる燗を二合頂きますか、
炙った蛸はサービス、
肉厚の鯵にカマトロ、
ク〜ったまらん^_^
場所柄、外国人も来ます。
お隣りの中国系の方は五年ぶりとか、以前大将と撮った写メを見せてくれました。
なんだか、ほんわかします。
車海老は炙ったカシラと出してくれます。
コレ旨いんだよね、酒進むなぁ〜
江戸前の仕事が詰まった、穴子は柔らかい、
蛸やサヨリ、帆立ウニなんかが続き、
最後はトロたく巻きで、
これだけ、お醤油で、あとは、塩、煮切りなど味が付いて出てきます。
もうぬる燗は五合です。
しじみのお碗を頂き、
この辺りでお勘定にします。
落ち着かない寿司屋もあるが、ここへ来るといつもホッとします。
師走忘れるなぁ〜
今宵もいい心持ちで新宿を後にしました。
また、明日、
ではでは…