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そういえば

入門して3ヶ月程した11月

第12回オープントーナメント全日本空手道選手権大会

に少年部の演武で参加した。

まだ審査も受ける前だったので白帯だったが、全員での基本稽古以外に、

僕は約束組手も行った。


大会前、師範に連れられ池袋の総本部に演武の為の稽古に向かった。

全国?から大勢の少年部が押し掛けていた。



独特の血生臭い雰囲気。肌寒さ。一気に緊張の度を増した。

総本部の電柱等に道衣や黒帯が干してあった。名前を見ると

中村誠、三瓶啓二、川畑幸一・・・。世界大会の優勝、準優勝、8位の世界トップの憧れの選手方の物だった。皆で触りまくったのは言うまでも無い。

しかも帰りには川畑幸一選手が目の前の道でシャドーをしていた。内心「おぉ~っ!カッコイイ~!」と叫んでいた。


少年部演武の担当は我が師範だった。

稽古の途中師範から、「今から大山館長が降りてくるから、整列する様に。」との衝撃的な言葉が出た。


整列して待っていると、いよいよ大山館長が顔を出された!!

「本物だ~~~っ!!!」
物凄く感動した!



「ちゃあ君だち、握手しよう。」



独特の迫力あるイントネーションで、そう仰り全員に握手して下さった!!


我々の道場生は全員両手で握手させて頂いた。師範から日頃からそう指導されていたのだ。

素晴らしい師範の指導。

この思い出は一生忘れないだろう。

本当に刺激的な総本部での稽古だった。




約束組手の方は、中学校でも友達相手に練習をした。

大会当日は白帯で約束組手を行うのはマズイとの事で、黄帯を締めて行った。

学校での練習のかいもありスピーディーにバッチリ行えた。


「大山館長、見てて下さいましたか?」

そう心で叫んでいた。


控え室では、前年の第二回世界大会準優勝、今大会で初優勝する三瓶啓二選手が入って来られて、
猛ダッシュで向かい握手して頂いた!


入門して良かった!

そういう思いに浸る時期だった。



大山館長の温かく柔らかい掌は忘れられません。パーソナルトレーナー大長武史。