僕は高校時代
毎日毎日、
休み時間やお昼休みは
空手をやっている同級生や
運動部の同級生と
廊下や屋上で闘っていた。
時々屋上で軽いテニスをしている上級生が4人いた。
闘う場所が無くなり邪魔だった。
自分たちの事で精一杯の高校生の僕達は、テニスをやっている真ん中で闘い始めた。
いつの間にかテニスの上級生達は居なくなっていた。
きっと頭のおかしい奴等にはかかわりたくないと思ったに違い無い。
ほぼ極真ルール。
ある時はパンチだけ。
ある時は僕がパンチのみ、相手がフリー。
僕が極真ルール
相手が顔面パンチ有り
トレーナーやTシャツ等はいつも血だらけだった。
拳や口からの出血だった。
ある友人とは、
廊下や登下校時にたまたま遭遇すると
お互い立ち止まり睨み合う。
お互いに歩み寄りどちらかが先制の胸パンチ。
そしてお互い構え合い、道端だろうが、廊下だろうが、駅のホームだろうが闘いが始まった。
全校生徒3000人が陸上競技場に集まる体育祭。
準備体操時、全員がフィールドに集合している中、
その友人と目が合った。
いつもの様に睨み合い、闘いが始まった。
3000人が周りを囲み、攻撃の度に
「ウォ~ッ!」という地鳴りの様な歓声。
何も知らない他級生はケンカが始まったと勘違いしている様だった。
広くてギャラリーも大勢いて気持ち良かった。
しかし、しっかりルールを守り決してムキになってケンカにはならなかった。
毎日毎日楽しかった!
皆、僕に一目も二目も置いてくれた。
そんな僕も、
男三人兄弟、
中学からずっと男子校
やってるのはカラテで男ばかり。
女の子にはまっったく縁が無く、からっきしだった。
カラテをやっている男は、女に興味を持っては駄目だ!
と本気で思い込んでいた。
しかし気にしまくっていた。
毎朝僕は、最寄り駅から、一両目の後ろ扉から乗車。
次の駅で、とっても可愛い女子高生が、一両目の前扉から必ず乗ってくる。
その車両は、対面式の4人掛けのタイプだった。
ガラガラで、お互いにいつも対角線上の扉前に立っていてチラチラ見ていた。
そんな微妙な日々が続いていた。
ある日、前扉近くの4人席にが空いていたので、僕が勇気を出して一人で座った。
力一杯期待を込めて。
次の駅、いつもの様に前扉から彼女が乗ってきた!!
しかし友達と乗ってきていた!
対面の席に座ってくれるのか!
立ったままなのか!?
続きはまた(笑)。