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まゆ毛犬ケンタは毛犬×→猛犬〇に成長した。

繋いである鎖を、近距離ダッシュで度々切る程だった。

しかし相変わらず、様々なまゆ毛を描いた。

白い犬にまゆ毛を描きたい!
という「夢」が爆発した!

情けないまゆ毛

困ったまゆ毛

怒ったまゆ毛

つながったまゆ毛

凛々しいまゆ毛

不安そうなまゆ毛・・・。

困ったり不安そうなまゆ毛の方が可愛かった。

だんだんエスカレートし、
パンチバーマの髪の毛を描いたり、

顔に傷跡を描いたり

当時の西村知美主演映画
「ドン松五郎の生活」

の犬に似せて

顔の半分茶色く塗ったりもした。

全て水性マジック。

撫でるので、すぐに薄くなってしまう。

猛犬なので

一応安全の為に、噛まない様に口にガードをする。

しかし、その心配はあまり無かった。


「は~い、ケンタく~ん、お絵描きしますよ~」

と言ってマジックのキャップを取ると

僕の大腿にダランと脱力し、顎を乗せてきた。

まゆ毛等を描かれている間、ジーッとしていた。

描き終わり

「よしっ」

というと顔がモヤモヤするのか、
前肢で一生懸命自分の顔を撫でていた。

可愛かった。

可愛そうなので、表面を撫でるようにサーッと擦ってやった。


文字も書く様になった。

額に
「犬」

「鬼」
(他の犬をビビらせる為)

「金」
(金持ちの意。飼い主をビビらせる為)

「八」
(ハチ公)

他。



背中に
「ケンタ」

「コクラ」
(名字)

「セントバーナード」

「ドン松五郎でおなじみ」
「渋谷のハチコウ」

「ソウルに出る」
(ソウル五輪の意。)


額は毛が短く

まゆ毛や文字は比較的簡単だ。

しかし首筋や胴体は

毛が長く

横線を書くのも、
短い縦線を書いてつなげていかないと
横線にならない事を学んだ。

首筋の「犬」の字も難しかったが、

散歩では首輪を着けたまま走るので

皮膚が引っ張られ

犬の字が斜めになり、

走っている間は犬と読めず、
「何事も奥が深い!」と勉強になった。


まゆ毛や文字を書いて散歩に行くと、

皆に注目されるので誇らしかった。


我が家の家族は

口では嫌がっていたが、

何て描かれているか楽しみにしている様だった。

「コラコラ、何て書いてんだ?
ん?何々?ソウルに出る?
何に出るの?(笑)

お前は出られないんだよ(笑)」

・・・・勝手に書かれてるケンタが、

何故か家族に訳も分からず怒られて?いた。



続きはまた。



パーソナルトレーナー大長武史もよろしくです。