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げ、近寄らないでくれっ!
バ、バレるっ!
「マイじゃ、ダメ?」
「ダメっつーか……」
日が沈み始めた海から、強めの風が吹いてきた。
風に煽られたマイの制服のシャツが透けて、下着のラインが浮き上がる。
『柔らかそうだよな、あの胸』
DVDに出ていたAV女優の丸い乳房。
「好きな子、いるの?」
体を寄せてきたマイのシャツの隙間から、胸の谷間が見えた。
一瞬でガッチガチになる下半身。
「いや……好きな子はいないけど……」
体を縮め込めながらも、胸の谷間から目が離せない。
砂浜に座り込んでスカートから伸びたマイの太股に、砂が絡みつく。
そのスカートの奥は……。
頭の中で再生されるエロDVD。
AV女優がとろんとした顔でこっちを見ていた。
「なら、マイと付き合って!」
上目遣いでオレを見ているマイの目が、夕日を受けて潤んでいる。
今日も唇にたっぷりとグロスが塗られている。
その下には、シャツに押し込められて窮屈そうな大きな胸。
『柔らかそうだよな、あの胸』
柔らかそうだよな。
『羨ましいなー生乳触りたいー!!』
触りたい。
「ねぇ……お願い!」
ぐっと近づいたマイの胸が、オレの腕に押し付けられる。
柔らかい!
ああっ、もうダメだっ!
「……いいよ」
「やったぁ!」
マイが嬉しそうに笑った。
女の体って、攻撃力が高すぎる。
負けた。
続く