何だろう?


白いモノに近づいてみる。


気付いたトモヤも、俺の後からくっついてくる。




人?!


……女の人だ!


近づくにつれ、輪郭がはっきりしてきた。


!!



「トモヤ、誰か呼んできてくれ」


「何で?!」


振り向いてトモヤを見ると、目がキラキラし始めてる。


興味深々だ。


「俺とトモヤだけじゃ運べないから、早く!」


「う、うん」


しぶしぶといった様子で、トモヤが道路へと駆け出していく。



倒れている女の人に近づく。


やっぱり。


白いショーツ以外何も身につけていない。


半裸の女の体は、トモヤには刺激が強すぎるだろ。


いや、俺にもだけど。



女性はうつ伏せに倒れている。


生きてるのか?


そっと鼻先に手をかざす。


指に、微かに空気が当たる。


背中が上下して呼吸してる。


生きてる、良かった。



羽織っていたシャツで女の人を包んで、波が来ないところまで運ぶ。



冷たい!


体が冷え切ってる。


どのくらい海で流されてたんだろう?


長い髪の毛に砂と海藻が絡まっている。


とにかく早く病院へ連れて行かなきゃ。



トモヤが、顔見知りのおばちゃんとおじちゃんを連れて戻ってきた。



続く