小さな牧場で生まれた白くかわいい小羊は首につけた鈴の音から、


チリンと呼ばれていた。


羊達は平和で静かな生活を続けていたが、ある日血に飢えた狼ウォーに襲撃され、


チリンの母もチリンをかばい殺されてしまう。


生き残ったチリンは、復讐の念に燃えた。


そしてウォーに近づき、強い動物になるための訓練を重ねる。



時が経ち、チリンはもはや羊には見えないほどどう猛な怪物に育つ。


そしてウォーと共に生まれた牧場を襲ったが、子をかばう母羊の姿に激しく動揺する。


そして自分は羊だと言い放ち、羊を襲おうとするウォーの前に立ちふさがる。


激しい格闘の末、チリンは復讐を遂げた。


ウォーは自分を倒した相手がチリンだったことに満足し息を引き取る。


チリンはもう一度緑の牧場で仲間達と一緒に暮したいと思ったが、


異形の姿をしたチリンを仲間達はだれも受け入れようとはしなかった。



独りになったチリンは山へ帰っていった。


そしてウォーの孤独を実感するのだった。


その後、谷間にチリンの鈴がかすかに聞こえはしたが、


チリンの姿を見たものはいなかった…。





まだ幼稚園の頃、友達家族とうちの家族で、おそらく初めて見たアニメ映画。


断片しか覚えてなかったけど、こんな話だったんだ。


断片しか、って言っても、元々その頃の事はあまり覚えてないから、


相当衝撃だったんだろうと思う。



羊には決して生えない、ユニコーンのような真っ直ぐな角。


復讐心が生やした異形の角。


近づくモノを傷つけるその角が産んだのは、永遠の孤独。


幼稚園の子供が、「孤独」なんて言葉を知ってる訳ないけれど、


きっと映画から感じる部分があったのだろう。


時々ふっと思い出す映画の一つだ。


やなせたかし、やるな。



うーん、何が書きたかったのか分かんなくなったので、おやすみなさい。