毎朝出勤前に立ち寄る
古びた喫茶店
時代に置いてけぼりを食ったような
薄暗い店内が落ち着く
ここで一服しないと一日が始まらない
ブレンドコーヒーとトースト、サラダのセットを頼んで
煙草に火を点ける
白い煙を空中に吐き出しながら
目はあの人を探している
いつも同じ席に座って
きちんとした佇まいで
ゆっくりと珈琲を飲む女(ひと)
そこだけ朝陽が射して
ほんわりと白く明るい
彼女を見ていると
背筋が伸びる
今日も一日頑張って仕事しなきゃ
小腹が空いた帰り道
ホープ軒で中華そばを頼む
その僕の隣に
女性が座った
何気なく目を向けると
彼女だ!
こんな男っぽいラーメン屋にも来るのか
というか一人なのか
鼻の穴から麺が
飛び出すんじゃないかと思うくらい
ビックリして
鼻の下に汗をかく
店が暑いからだよ
ソバが熱いからだよ
自分に言い訳をする
ちらちらと見ていると
視線がぶつかった
「……」
「……」
「……あの……いつも喫茶店にいる方ですよね?」
「! ……はい……」
「……あの店の珈琲、美味しいですよね」
「……はい、あそこに行かないと、落ち着いて仕事に向えないので」
「……居心地もいいし……」
「煙草も吸えるし」
「カレーも美味しいんですよ」
「……覚えてくれてたんですね、僕の事」
「ああ、……何となく毎朝お見かけしてたので」
「嬉しいです」
「え?」
「あ……えーと……はい」
「……」
「……」
「……明日、同じ席で飲みませんか、珈琲」
「!! ……はい!」
ホープ軒の中華そばは
相変わらず美味しかったはずなのだが
全く覚えていない
そうして今
僕の目の前には
柔らかい朝日に包まれて
珈琲カップを包んだ君の手と
嬉しそうな君の笑顔がある
今日も仕事頑張ろう
『珈琲の女 in ホープ軒 ~番外編~』
了
****************
久しぶりに食べてきちゃいました♪
古びた喫茶店
時代に置いてけぼりを食ったような
薄暗い店内が落ち着く
ここで一服しないと一日が始まらない
ブレンドコーヒーとトースト、サラダのセットを頼んで
煙草に火を点ける
白い煙を空中に吐き出しながら
目はあの人を探している
いつも同じ席に座って
きちんとした佇まいで
ゆっくりと珈琲を飲む女(ひと)
そこだけ朝陽が射して
ほんわりと白く明るい
彼女を見ていると
背筋が伸びる
今日も一日頑張って仕事しなきゃ
小腹が空いた帰り道
ホープ軒で中華そばを頼む
その僕の隣に
女性が座った
何気なく目を向けると
彼女だ!
こんな男っぽいラーメン屋にも来るのか
というか一人なのか
鼻の穴から麺が
飛び出すんじゃないかと思うくらい
ビックリして
鼻の下に汗をかく
店が暑いからだよ
ソバが熱いからだよ
自分に言い訳をする
ちらちらと見ていると
視線がぶつかった
「……」
「……」
「……あの……いつも喫茶店にいる方ですよね?」
「! ……はい……」
「……あの店の珈琲、美味しいですよね」
「……はい、あそこに行かないと、落ち着いて仕事に向えないので」
「……居心地もいいし……」
「煙草も吸えるし」
「カレーも美味しいんですよ」
「……覚えてくれてたんですね、僕の事」
「ああ、……何となく毎朝お見かけしてたので」
「嬉しいです」
「え?」
「あ……えーと……はい」
「……」
「……」
「……明日、同じ席で飲みませんか、珈琲」
「!! ……はい!」
ホープ軒の中華そばは
相変わらず美味しかったはずなのだが
全く覚えていない
そうして今
僕の目の前には
柔らかい朝日に包まれて
珈琲カップを包んだ君の手と
嬉しそうな君の笑顔がある
今日も仕事頑張ろう
『珈琲の女 in ホープ軒 ~番外編~』
了
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久しぶりに食べてきちゃいました♪