日増しに回復し
君の頬に赤みが差し始めた頃
外出許可が下りた
君の瞳が輝きを増し
一日しかないその日を
どんな風に過ごすのか
計画を練り始めた
まだ行った事のない
鍾乳洞
湧水地
日本一のガジュマル
サトウキビ畑
波が吹き上がるフーチャ海岸
とても一日じゃ回りきれない
本当に行きたい場所は?
そう聞くと君はうんと考えて
「海が見たい」
久しぶりに二人で歩く砂浜は
前と変わらずに熱くて足を焼く
君の目に映る海は
エメラルドグリーンの透明度を増し
波は太陽を反射して煌めく
ペットボトルから滴る水滴
キラキラと砂に吸い込まれる
いつもは冷たい手が
今日は少しだけ熱を持つ
君が傍にいるだけで
目に映る全てのモノが明度を増し
輪郭を際立たせる
圧倒される生命力
刻み付けられる鮮やかな色彩
その中心にいるのは
やっぱり君
サンダルを手にして砂浜を歩く君
美味しそうにアイスクリームを食べる君
少し疲れて
僕にもたれて休憩する
君の頭の重さが愛しい
白いスカートが風に煽られる
ダイヤのネックレスが光に踊る
その上には
嬉しそうに笑う君の顔
頬が紅潮している
「もう少しだけ」
と君がわがままを言うから
大好きな岩場へ二人で上る
何も言わず
二人で見つめる太陽
力強い金色が目を射る
「このまま、時が止まってしまえば良いのに」
風にのって君の声が聞こえた
残像で焼かれた目の僕には
君がどんな顔をしているのか見えない
君にも見えないと分かっているけれど
泣きそうな顔を見られないように
僕はそっと
君を抱きしめた
『色彩』
了
君の頬に赤みが差し始めた頃
外出許可が下りた
君の瞳が輝きを増し
一日しかないその日を
どんな風に過ごすのか
計画を練り始めた
まだ行った事のない
鍾乳洞
湧水地
日本一のガジュマル
サトウキビ畑
波が吹き上がるフーチャ海岸
とても一日じゃ回りきれない
本当に行きたい場所は?
そう聞くと君はうんと考えて
「海が見たい」
久しぶりに二人で歩く砂浜は
前と変わらずに熱くて足を焼く
君の目に映る海は
エメラルドグリーンの透明度を増し
波は太陽を反射して煌めく
ペットボトルから滴る水滴
キラキラと砂に吸い込まれる
いつもは冷たい手が
今日は少しだけ熱を持つ
君が傍にいるだけで
目に映る全てのモノが明度を増し
輪郭を際立たせる
圧倒される生命力
刻み付けられる鮮やかな色彩
その中心にいるのは
やっぱり君
サンダルを手にして砂浜を歩く君
美味しそうにアイスクリームを食べる君
少し疲れて
僕にもたれて休憩する
君の頭の重さが愛しい
白いスカートが風に煽られる
ダイヤのネックレスが光に踊る
その上には
嬉しそうに笑う君の顔
頬が紅潮している
「もう少しだけ」
と君がわがままを言うから
大好きな岩場へ二人で上る
何も言わず
二人で見つめる太陽
力強い金色が目を射る
「このまま、時が止まってしまえば良いのに」
風にのって君の声が聞こえた
残像で焼かれた目の僕には
君がどんな顔をしているのか見えない
君にも見えないと分かっているけれど
泣きそうな顔を見られないように
僕はそっと
君を抱きしめた
『色彩』
了