付き合いが悪い

と友達から言われる

そりゃあそうさ

最近僕は大層忙しい


彼女の笑顔を見る為に

細心の注意を払っているからね


僕は騎士のように

彼女を傷つけるものを追い払い

僕の目は

彼女の仕草や表情を見落とさないように

瞬きも出来ないし

僕の耳は

彼女の言葉や笑い声をいつでもキャッチ出来る様に

研ぎ澄まされているし

僕の鼻は

流れてくる彼女の香りを漏らさないように

常に彼女に向かっているし

僕の口は

彼女を笑顔にする為に

楽しく面白い言葉を紡ぎだす

そうして唇は……出番待ち


彼女に喜んで欲しくて心を砕く

だから僕はとにかく忙しいんだ

暇を持て余してGirl'sをからかってる

お前等とは違うのさ


下僕?

そうそれでいい

彼女は王女様

僕は王女様に仕える騎士

今日もとっておきのサプライズで

花が開くような笑顔を貰い有頂天


お前等には分からないだろうなぁ

足が地上から5センチ位浮いてる幸せ

雲の上を歩いているみたいで

要するに

彼女のとりこなのさ


今日も

白い歯が零れる笑顔を見て

ドキドキしながら心の中で呟く


「何て可愛いんだろう」


『騎士』