誕生から15年が経ちながら、今でも尚幅広い世代から人気がある、漫画『ローゼンメイデン』シリーズ。私は、1ファンとして、その物語の根底にあるものを探っていきたいと思う。

まずは、7という数字について。

7という数字は、日本のみならず、様々な地域で縁起がいいとされてきた。一週間は七日であるし、そこに当てはめられた天体も同じく7つである。古来より、7という数字が、我々人類の近くにあったことが分かるだろう。

それは時に神秘的だととられたこともあった。キリスト教やインドの思想にも、七の跡を見ることができる。そしてそれらは、神が一週間=七日で世界を作ったことに始まるのかもしれない。日本においても、地上(芦原中国)を作ったイザナギ、イザナミは、神世七代の最後、つまり7番目の神である。

以上を踏まえて、やはり七姉妹という数字には、様々な意味があるのではないのだろうか。また、これはオカルトにおいて、seven rays、第七光線思想にも通じるのかもしれない。