SUNNY/強い気持ち・強い愛 | いつも心に上原美優さん

SUNNY/強い気持ち・強い愛

  『SUNNY/強い気持ち・強い愛』 を試写会で鑑賞。

 

私がこよなく愛する上原美優さんに次いで好きである、篠原涼子の主演作。 冒頭の登場がちょいと色っぽくて、思わずドキドキしてしまいました。 (´ε`ゞ

“サニー” いうても千葉真一さんとは違うよ。

 

本作は2011年の韓国映画 『サニー/永遠の仲間たち』(未見)のリメイク作品。本家だと1980年代だった舞台が1990年代後半に置き換えられている。 本作の時代背景だと自分は20代前半であり、同級生にコギャルは存在しておらず、せいぜい職場の後輩が 「コギャルでした~」 なんてカミングアウトしている程度だった。でもこの時代に10代後半~20代中半くらいの若者だった人には楽しめる作品かと思う。

それに誰にでも青春時代があり、どの世代も個々に当てはまる所があるかも。 自分も友達グループの一人を病気で亡くしているし、グループのキーマンでもあったので、なんか共通する点があるんだなぁ。

 

メンバー二人が屋台で酒を飲むシーンがあるのだが、「高校生が酒を飲むワケないだろう」などと野暮なことを言わないこと。この頃は今と違って世間が緩く、今では時効でしょうけど自分も仲間たちとカラオケパブで飲んでいたからね。あの頃は本当にイイ時代だったよねぇ・・・ 

エンドクレジット後に “未成年の飲酒は法的に禁じられております” としっかり出てくるのがご愛嬌(笑

 

またこの映画を観て思うことは、近年の10代って大人しいというか、元気がないよねぇ・・・ いつの時代からか、無言で携帯やゲーム、スマホを弄ってるコばかりだもんな。あまり騒がしいのも困るけど(笑)

 

 

 

◆ あらすじ 

【専業主婦の奈美(篠原)は母の入院先で、かつての親友・芹香(板谷由夏)と久々に再会。しかし芹香の体は末期ガンに冒されていた。「死ぬ前にもう一度みんなに会いたい」という願いを実現させる為、奈美は私立探偵(リリーさん)を使い、かつて仲良しだったコギャルグループ・サニーのメンバーを探し出すが・・・】

 

監督は 『モテキ』 や 『バクマン』 の大根仁。この人の作風って異質で苦手な面があったのだが、福山雅治主演の 『SCOOP!』 意外にもハードボイルドな作品に仕上がっていて面白かった。今回は試写会という特別な環境だったのも要因か、自分は楽しめたしイイ映画だったと思います。

機会があれば本家版も観てみたいね。

 

また “小室哲哉の最後の映画音楽” というのを売りにしているようだが、劇中で主に流れるのは90年代のヒット曲で、作品の為に作られた劇伴はほとんど流れていない印象。

小室ファミリーって当時は大嫌いだったんだけど(笑)、近年多い中身の無いヒット曲と違って後世に残る曲を数多く残したなと今になって思うね。 この曲に限っては当時も好きだったけど、本作のエンディング曲となる『SWEET 19 BLUSE』 は凄くイイ曲だ。

 

若い頃の篠原涼子を演じるのは広瀬すず。正直今まであまり好きではなかったんだが、コミカルな芝居を含めてなかなか頑張って演じておりました。偏屈男、ちょいと見直す)

篠原 → 広瀬” のみ顔的にあまり似てないなと思ったけど、メンツはグッドキャスティングではないだろうか。芹香役は当初は真木よう子の予定だったが、体調不良で降板し、板谷由夏が演じることとなる。だけど顔の雰囲気も板谷由夏でピッタリだったと思う。それと小池栄子、この人は本当にイイ女優になったよね。シリアスな芝居も上手いし、今回はコメディ番組に出ていた経験が非常に活かされていたね。

 

                大人になって一人足りないが・・・                              

 

それにしても池田エライザ (キレイやなぁ…(#´Д`) ) 扮する奈々って、大人時代は全くプロモーションされてないんだよね。果たして誰が演じてるんでしょうか。

 

大人になった奈々は最後の最後に登場するんですが、本当にドキドキしたね、怖かったね。私にはそれが一番の見所でしたからね。それはね、自分の目で確かめてみましょうね。イイ意味でも悪い意味でもビックリすると思いますよ。

 

観た直後でテンションが高く、思わず淀川長治さん口調となってしまいましたが 「ああ、そう来るか!」 と・・・ 

自分的にはそのチョイスで良かったと思ってます。

 

 

会場は有楽町よみうりホール。 バ●と煙は高い所に登りたがる” というけど、自分もじゃねえか・・・

2階席のある会場で映画を観る時には必ず2階で観てます。

 

また最近世間を賑わせている 『カメラを止めるな!』 を前日に観る。よく練られている非常に面白い映画でしたが、メディアが騒ぎ過ぎているせいもあって、ちょいと斜に構えて鑑賞してしまった。 情報を入れず、もう少し素直な眼で観れば衝撃が違ったかも。 これから見る人は情報をシャットアウトしたほうがいいですよ。まあTV局製作映画やスイーツ映画ばかりの映画界に対する起爆剤になったんじゃないのかな。 低予算でキャストも無名な役者ばかりだったから、利益率もスゴいだろうな。どんな作品でも万年ガラガラの横浜ムービル(それも大箱)が満席だったのは本当に珍現象でしたよ。 監督は来年にでも東宝辺りでメジャー作品を任されてるんじゃないかな。

 

またそのうち会いましょうね。

さいなら、さいなら。

さいなら  (゚∀゚)ノシ