3月4日、2回目の抗がん剤治療の日。
診察の1時間前の血液検査。健康保険証を確認してからではなくて、先に血液検査をするのが慣れた患者さんらしい。血液検査の待ちが多い。
血液検査を終えてから、診察の待ちは
なんと思われようが寝るに限る。顰蹙を買う覚悟でバッグを枕に横になり2時間近く待つのではなく寝る。
チェックインの知らせは10時半を過ぎていた。5分程で呼ばれ、血小板が減り過ぎているので、本日の抗がん剤治療は中止。と言われ
少なからずショックを受ける。
唯一の治療、抗がん剤治療が断たれる。
一步、死に近いた気がする。
それからの1週間。思い込みであろうと鉄分を
取り続ける。鶏レバーを煮たり、鉄分チーズを食べたり、煮干しをたべたりと足搔き続ける。
まだまだ死にたくないという意思は少し、食欲を
取り戻す。執念だ。