2月26日初めての抗がん剤を終えて副作用を待ち構えているのに何事も無く翌朝を迎えた。
これなら大丈夫と仕事に向い、相性は悪く無いかもと甘い考えをしていた。
食欲は相変わらず無くてバウムクーヘンと牛乳で空腹を満たしている。
いつも以上に長い時間お風呂に入って後、ゴロゴロしていても湯冷めを遮る熱さが身体から発しているのを自覚し、体温計で熱を測ると平熱の36度を大きく上回る38度を示していた。
竹ちゃんに冷えピタを貼って貰ってアイスノンをする。寒さに堪えきれずに湯たんぽも足元に
入れて貰う。38.5度の体温計の表示に
熱に弱い心が抗生物質の解熱剤に手を出していた。ビビっていた。未知の抗がん剤の副作用。
もっと高熱になってしまったら、と、ビビって。
普通の解熱剤で、下がらない場合にと言われていたのに最初に抗生物質を飲んでしまう。
それを最後に37度を少し超える体温。
翌朝には36.5度に下っていた。
お茶漬けで少しご飯を食べユンケル飲んで元気を
つけて、仕事に行く。呼吸は荒く、少しダルいがなんとか仕事を終えて帰宅する。
相変わらず食欲は無いが蕎麦を茹でて食べる。
体温計は37度。そんなに高くはなっていないが
1週間は飲み切らなければいけない抗生物質を飲む。ビビってろくな事は無い。
いざと言う時の抗生物質を先に飲んでしまって
本当に高熱になった時の切り札を先に使ってしまうお馬鹿さんだ。
弱っている時の判断する力は
竹ちゃんにカバーして貰うことにする。
独りでは乗り越えられない試練です。