1月27日、娘二人に声を掛け、古い一眼レフカメラを持ち出し家族写真と竹ちゃんとの写真、一人での写真を何枚も撮りまくり、集まると恒例の手巻き寿司を食べ終わった後で

膵臓癌で余命宣告をされた事を告げた。

 表面上は静かに受け入れてくれた娘達に感謝しながら、撮った写真の中から皆が気に入った1枚が遺影として選ばれた。

 1月30日、持病の薬を貰いにいつものクリニックでいつものように体調を聞かれたので

膵臓癌と診断された事、他の病院のエコーで、

判った事を伝える。

 持病の薬もそちらの病院で処方して貰っても構わないと昨年も胃の調子が悪くてエコーと胃カメラで僕を診断した本人に告げられた。

 大丈夫です。

最初の頃、患者の顔をいちいち覚えている程暇じゃないと言い放った貴女に期待も失望もしていません。

 近所に有るから薬と定期的な心臓の検査を

お願いしていただけです。

今までありがとうございました。