不朽のテーマですね。甘粕リリコさんの作品は初めて読んだかな。
シングルマザーのお話、死産を経た女性、こどもが欲しかったけど子宮がんで摘出して産めなくなった女性のお話、
などなどそれぞれの状況について暗くならないで読めました。
こちら、ちょうど1年くらい前に読んだはずですが、いまいち印象になくて
読み返しました。そうだ、途中の描写に、気分が悪くなったのだった。。。
キリスト教が扱われているのですが、信者でない私には「ささげること」の
意味がピンとこないのでした。。。
読むはなからすぐ内容を忘れてしまうので、こちらも読んだことなかったかな?と
自分自身に疑心暗鬼。。。
結構あるんだよね、初見と思った本が前にも読んだことがあること、
いつも新鮮に読めるのでよいのですが。。。
「猫と君のとなり」がよかったです。平凡だけどほっとするお話とあとがきで述べておられるけど、その通りの後味よいお話です。
志麻先輩と荻原君の関係がゆっくりと満ちていきますように。
ティーンエイジャー期の、傷つけあいながらも離れられない女ともだち。
嘘を重ねる理由。
いっそともだちといってよいものか、その関係性の危うさや、脆さ、冷ややかさなどよく表現されていると思います。
明るい小説を目指したとのことで、主人公の家庭は複雑ですが、今はとりたてて不幸というわけではなく、たんたんと周くんや家族との関わり、ふみの心情が描写されています。
救いのないお話は読むのがつらいので、この作品は読後感よかったです。
久しぶりに角田光代さんの作品を読みました。
旅エッセイです。同年代の角田さんが24歳のときされた安旅、私は無理だなーと思いました。