今日は精神科に行って来た。
俺には7歳下の弟が居るのだが、心の病気で苦しんでいる。
もう4年ぐらい経つだろうか。
弟がちょうど、21歳頃だったと思う。
特に大病をしたことも無く、あんなに元気だった弟が月日と共に、みるみる心を閉ざして行ったのだ。
何が起きてるのか訳が分からなかった。
やがて
食事の量も極端に減り、
仕事も休みがち、
友達とも全く遊ばなくなり、
よく家に連れて来てた彼女とも別れ、
とうとう俺や親にさえ心を開かなくなり、
完全に自分の殻に閉じこまってしまった。
どんどんふさぎ込んで行く弟をしり目に、俺にはどうしてやる事も出来ない。
当時の俺は、何をしてやれば良いのか分からなかったんだ。
発病当初、俺は弟の病名を、
・うつ病
・自律神経失調症
だと思っていた。
こういう病気に関しては全く詳しく無く、これぐらいしか聞いた事がなかったから。
だが違うらしい。
母親が言うには、
『対人恐怖症』
という病気なんだそうだ。
でも弟にしてみればそれも違うと言う。
医者からは、
「病気が少し改善して来たら病名が分かる。」
そう言われているらしい。
俺は心の病について知識は浅いため、違いがよく分からない。
なので最初は、
『怠けてるだけだ。』
そう思っていた。
きっと普段一緒に住んでいない分、尚更そう思っていたのかもしれない。
だが本を読んだり、
弟と同じような病気で苦しんでいる人のブログを読んだりと、
色々と調べてるうちに、誤解してた面が多々ある事に気が付いて来た。
それからは、弟への接し方も変えるように意識している。
昔なら、あまり話しかけずにほっといてた。
人と話したくないなら、無理に話さなくて良いと思ってたし。
しかし一年前ぐらいからは、顔を合わせれば積極的に話しかける。
実家に居る時は、本人の部屋にもよく行く。
最初は俺を煙たがってる様子だったが、
最近は弟からも僅かではあるが、俺に話しかけてくれるようになった。
俺と同じサッカーの話題が好きなので、それについてよく話す。
弟と会話を交せる、交すことが出来る。
とても大きな一歩。
兄貴として素直に嬉しい。
さすがに、まだ俺の目を見て話すことは出来ないけど。
そんなある日、
俺は弟にこう聞いてみた。
『お前にとって、どんな時が特に辛いと感じるのか?』
弟は小さな低い声ながらも、精一杯答えてくれた。
「以前、働いてた時に一番嫌で辛かったのが休憩時間。俺にしたら、休憩時間が休憩になってない。」
どうやら人と話すの時、極度に緊張してしまうらしい。
あと人の視線が気になって仕方ないとも。
それと今まで、何回か病院を変えてきたが、その医者ごとに見解が違うと言う。
これも弟の不安を煽る要因の一つだと思う。
きっと、それだけ『心の病気』は複雑で難しいという事なのだろう。
その点は、アレルギーの病気と変わらない。
現在弟は二週間に一度、定期的に通院し薬を処方されるという生活を送っている。
しかし前回、ある有名国立大学病院の精神科へ行った時に医者から、
『自立支援センター』
という施設を勧められた。
ようは相談に乗ってくれるところだ。
さらに調べて行くと、更正施設のような場所もある。
簡単に言えば、
『同じ様な悩みを持つ人が集まり共同生活を行い、自立を促して行く。』
という場所。
弟は渋っているが、母親は行かせた方が良いと言う。
やはり親としては心配だし、このままズルズル家に居ても仕方ないという思いだ。
中立な立場の俺からしたら、どちらの言い分も分かるので困惑するが、
やっぱ話だけでも聞きに行くべきだと思った。
最初はよく分からなかったが、今はホントに難しい病気の一つだと感じる。
でも色んな情報を見てると、本人だけじゃなく家族を含め周囲の支えも大切らしい。
これも基本的に、他の病気と同じ。
今日、
精神科からの帰り道、
ふと横を見ると、寒さで曇った車の窓ガラスに弟が指で、
『巻き巻きうんこ』
の絵を書いてた。

なんか少しホッとした。
俺には7歳下の弟が居るのだが、心の病気で苦しんでいる。
もう4年ぐらい経つだろうか。
弟がちょうど、21歳頃だったと思う。
特に大病をしたことも無く、あんなに元気だった弟が月日と共に、みるみる心を閉ざして行ったのだ。
何が起きてるのか訳が分からなかった。
やがて
食事の量も極端に減り、
仕事も休みがち、
友達とも全く遊ばなくなり、
よく家に連れて来てた彼女とも別れ、
とうとう俺や親にさえ心を開かなくなり、
完全に自分の殻に閉じこまってしまった。
どんどんふさぎ込んで行く弟をしり目に、俺にはどうしてやる事も出来ない。
当時の俺は、何をしてやれば良いのか分からなかったんだ。
発病当初、俺は弟の病名を、
・うつ病
・自律神経失調症
だと思っていた。
こういう病気に関しては全く詳しく無く、これぐらいしか聞いた事がなかったから。
だが違うらしい。
母親が言うには、
『対人恐怖症』
という病気なんだそうだ。
でも弟にしてみればそれも違うと言う。
医者からは、
「病気が少し改善して来たら病名が分かる。」
そう言われているらしい。
俺は心の病について知識は浅いため、違いがよく分からない。
なので最初は、
『怠けてるだけだ。』
そう思っていた。
きっと普段一緒に住んでいない分、尚更そう思っていたのかもしれない。
だが本を読んだり、
弟と同じような病気で苦しんでいる人のブログを読んだりと、
色々と調べてるうちに、誤解してた面が多々ある事に気が付いて来た。
それからは、弟への接し方も変えるように意識している。
昔なら、あまり話しかけずにほっといてた。
人と話したくないなら、無理に話さなくて良いと思ってたし。
しかし一年前ぐらいからは、顔を合わせれば積極的に話しかける。
実家に居る時は、本人の部屋にもよく行く。
最初は俺を煙たがってる様子だったが、
最近は弟からも僅かではあるが、俺に話しかけてくれるようになった。
俺と同じサッカーの話題が好きなので、それについてよく話す。
弟と会話を交せる、交すことが出来る。
とても大きな一歩。
兄貴として素直に嬉しい。
さすがに、まだ俺の目を見て話すことは出来ないけど。
そんなある日、
俺は弟にこう聞いてみた。
『お前にとって、どんな時が特に辛いと感じるのか?』
弟は小さな低い声ながらも、精一杯答えてくれた。
「以前、働いてた時に一番嫌で辛かったのが休憩時間。俺にしたら、休憩時間が休憩になってない。」
どうやら人と話すの時、極度に緊張してしまうらしい。
あと人の視線が気になって仕方ないとも。
それと今まで、何回か病院を変えてきたが、その医者ごとに見解が違うと言う。
これも弟の不安を煽る要因の一つだと思う。
きっと、それだけ『心の病気』は複雑で難しいという事なのだろう。
その点は、アレルギーの病気と変わらない。
現在弟は二週間に一度、定期的に通院し薬を処方されるという生活を送っている。
しかし前回、ある有名国立大学病院の精神科へ行った時に医者から、
『自立支援センター』
という施設を勧められた。
ようは相談に乗ってくれるところだ。
さらに調べて行くと、更正施設のような場所もある。
簡単に言えば、
『同じ様な悩みを持つ人が集まり共同生活を行い、自立を促して行く。』
という場所。
弟は渋っているが、母親は行かせた方が良いと言う。
やはり親としては心配だし、このままズルズル家に居ても仕方ないという思いだ。
中立な立場の俺からしたら、どちらの言い分も分かるので困惑するが、
やっぱ話だけでも聞きに行くべきだと思った。
最初はよく分からなかったが、今はホントに難しい病気の一つだと感じる。
でも色んな情報を見てると、本人だけじゃなく家族を含め周囲の支えも大切らしい。
これも基本的に、他の病気と同じ。
今日、
精神科からの帰り道、
ふと横を見ると、寒さで曇った車の窓ガラスに弟が指で、
『巻き巻きうんこ』
の絵を書いてた。

なんか少しホッとした。