昨夜、彼女と会った帰り道。


何の気なしに、近くにあるレンタルビデオ店に寄った。


店内のDVDや単行本などを一通り見て回り、特に興味をそそる物が無かったので帰宅する事に。


マイカーに戻りエンジンをかけ、ある程度車内温度が上がるまで待機。


ん~、北の国は寒い。
夜ともなれば、その寒さは増す一方。


ガク(((>_<;)))ブル


少しすると店内から新たに客が出てきた。


40代後半ぐらいのオジサン。手には大量の漫画本が入ったビニール袋をぶら下げてた。


『すごい量だな。相当好きなんだろうなぁ。』


そしてオジサンは、俺の車の右斜め前ぐらいに、後を向けて停めてある車に乗り込んで行った。


かなり古いタイプの軽ワゴン。マフラーの回りも真っ黒にすすけてる。


まぁ俺もチラッと見ただけで、特に気にとめる事もなく、煙草をふかしながら車が温まるのを待っていた。


(・з・)y-~


ギュンギュン……。
ギュンギュンギュン……。


『んっ‥?』


どうやらオジサンの車、エンジンがかからない様子。


『今夜も寒いからなぁ。』
単純にそう思った。


北の国で生活していれば、寒くて車のエンジンがかからない事なんて、しばしば。


それが古い車なら尚更。


『その内かかるだろ。』
煙草をフカしながら様子を見る。


(・з・)y-~


ギュンルルッ……。
ギュンルルルッ……。


結構てこづってる。


『古いタイプだから大変そうだなぁ。』
そう思いながらも、好奇心から結末が見たくなり、気づけば煙草も2本目に突入。


(・з・)y-~


ギュルルル……ストンッ‥。


だが、一切かかる気配がない。


どうやら寒さのせいじゃなく、別の原因があるように感じた。


『バッテリーでも上がったのか?それともガス欠かな??』


さすがに、これ以上見てるのも可哀想な気がして、話しかけに行こうと思い車を降りた。


そして、ちょうどその車の後部辺りに差し掛かった時……。


ギュルル……ルッ、ブォンブォンブォ~ンッ!ブォ~~ンッ!!


ようやくエンジン始動。


タイミング悪く、俺は真っ黒な排気ガスを思いっきり全身に浴びた…。


ε=(-△-;)ゲホッ‥


アトピー体質の俺にとっては、この排気ガスも悪因の一つ。

今までも、なるべく排気ガスはかからないように気を付けて来たのに‥。


よりによってこんな場所で…。しかも色が真っ黒!


┐(´△`;)┌


そんな俺をよそに、その軽ワゴンは即その場を立ち去った。


まぁ俺に気付いてないから当たり前だけど‥。


『や、やっちまった…。』
後悔すると共に、ガックリ肩を落としながら家路に向かった。


というお話でした。